名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」 巨大な蛇神が人間を食糧としていると言う事を見せつけられた

 

サンドロ・ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」 1483年頃 フィレンツェウフィツィ美術館 縦172.5㎝横278.5㎝の大作 キャンバスにテンペラ

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この誰でも知っている有名な作品に取り組むことにする。昔から知っていたし、最近見直しても何の違和感のない作品であったが、時間を掛けてよく見、トレースしてみると今まで見てきた有名絵画と同様な隠し絵が見つかった。要するに巨大な蛇神による食人画である。人間は彼らの食い物にすぎない。ここでは「ヴィーナスの誕生」と言う画題はそれを表すための方便にすぎない。

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まずこのヴィーナス。人間では無い。

首が異様に長く、極端ななで肩で手が長い。顔かたちや肌の質感などは非常に美しく描かれているが、こんな骨格の女は実際にはいないだろう。イラストで前面の長い髪の毛を除いたものを描いてみたが、首・肩・腕の異常さが浮き出て来る。それに腹筋が男の様に割れていて、とても生まれたばかりの人間には見えない。美を追求してこの形になったと物の本には解説されるがそうではない。本当の物をそのまま描いたのである。

髪の毛は蛇の集合体である。

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唇の拡大図。写真の様に巧みに表されている。ほんの少し口が開いていて、そこに何か見える。向かって左側には口から飛び出すミミズくらいの大きさの黒い蛇。真ん中や右端の隙間に顔を覗かせる正面を向いた黒蛇。

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右手・左手共に指は三本である。共に親指と小指は中の三本とは境目を持って分かれている。両乳房には薄く目が付いているからここは蛇の顔である。手の外側の輪郭線が二重になっていたりするがこれは描き直した跡ではなく、そこに蛇が張り付いているのである。

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下腹部の向かって右端におかしな所がある。腕の影のようだが、その中に男性器と思われる物がある。その亀頭の先端を小さな蛇が咥えている。やはりヴィーナスと言われる物は絵や彫刻では両性具有で表されるものらしい。腹筋の割れもそうとなれば不自然ではない。

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足首の形が人間の物ではない。特に右足には甲も踵も無い。左右の足ともに下肢の蛇が足首の蛇を咥える形で描かれている。足指が異様に長いのもそこが蛇で形作られているからだろう。

すなわちこのヴィーナスは蛇型宇宙人(またはその人間とのハイブリット)であり、体が蛇の集まりで出来ている、または蛇の集まりで表現されている。

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画面左に描かれたこの風の象徴の二人。ヴィーナスに風を吹き付けて岸にたどり着かせている様子だが、調べてみた結果この二人は単に蛇神のエサである。翼や髪の毛・衣に擬した蛇どもが二人に噛み付いている。大きく見れば茶色い大きな蛇が二人を半ば呑み込んでいる(上右イラスト茶色い部分が一匹の大蛇)。背後からも大きなピンクの蛇が男を呑もうとしている。

二人の手足は既に千切られているようである。切られた部分は隠されているが、通常より長くなっているのでそれが推測できる。また男の右手、その下の足も共に切断されている事を示唆するかのように衣の陰が濃くなっている。

下方の足四本が男の物か女の物か良く分からないように描いてある。僕は上のイラストの様に解釈した。男の足は左後方の二本である。なぜならその二本の足は足首が太めだからである。男の体に絡みつくような足と、男の体に繋がるように下に伸びた足は足首や太ももの細さから女の物と判断できる。となると女の足は体と繋がらなくなる。千切られて大蛇に咥えられて空中に浮かんでいるのである。二人は飛んでいるのではない。

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海の中にも巨大蛇の正面顔がいくつもあるようである。画質調整した物をじっと見ていると次第に見えて来る。

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画面右の季節の女神と言われる女。ヴィーナスに外套を着せようとしているとされる。しかしこの女も同様で、蛇どもに噛み付かれている。また手足を千切られ体に張り付いた蛇に咥えられてその位置を保っている。手足が若干長いのは途中で千切れているからである(上図右イラスト)。布の皺に噛み付く蛇が表されているが、それらがまとまってより大きな蛇の形を作っている。女の右手に掴んだ外套は女の背後で巨大な蛇の横顔になっている。そいつはヴィーナスの方に口を向けている。この女の後ろの樹・丘・地面も巨大な蛇の横顔である。女を喰う形を採っている。

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左右の人物の顔は、美の女神を見つめる顔ではない。左の男女は二人とも悪い物を見るような眼をしている。悪魔を見て睨んでいるようなそんな眼である。右の女も冷たい眼をしている。岸辺に付いた美の女神を祝福するような感じではない。

三人の見ているのは悪魔の化身である事が推測される。

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画面全体を目を細めて見るとこんな物が見えて来た。画面いっぱいに描かれた巨大な蛇の顔、ヴィーナスを口の中に入れた化け物のような顔である。左目は季節の女神が持つ外套の一部分、右眼は風の霊の女の方の肩の部分(この眼からは小さな蛇が飛び出している)。ヴィーナスの足下の貝殻がそいつの開いた口である。貝殻の放射状の起伏はこいつの歯にも見える。ルーベンスの「キリスト降架」や「聖母被昇天」のように骸骨ではなく、ここでは蛇の顔である。こいつが隠し絵になっている異次元世界にいた蛇神であろう。

ヴィーナスは口に小さな蛇を入れ、髪の毛の蛇を操りながら左右にいる人間たちを餌にしているが、そのヴィーナスさえもこの巨大な蛇神は喰おうとしている・・・・あるいはヴィーナスは左右に食糧として置いた人間たちを蛇神に捧げるために存在しているのかもしれない(この辺の解釈は今後もっとたくさんの絵を研究する事で分かってくると思う)。