名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

フェルメール 「紳士とワインを飲む女」 生き血を飲む女

名画の中に人間を支配している蛇型爬虫類人が描かれていて、それが人間を喰っている図を多く見てきた。西洋・日本、どの時代にも同様な絵が描かれている事を発見し、それをトレースしながら見る事でより良く見えて来た。ただ、このブログを読む人が現実のこの社会に絶望しないかと恐れる。僕自身も気が滅入っている。何処か絵の中に希望が見出せないものかと考えている。自分の眼で捉えた真実を直視する事、その先に希望があると信じる。学校で教わった事、テレビで言っている事は嘘ばかりであり、この目で見た物をこそ信じたい。たとえ誰も協賛してくれなくても。

蛇は生理的に嫌いだが、過酷な環境に耐えられる鱗で覆われた皮膚、また単純でどんな動きにも対応できる細長い体は宇宙の中で最も適応した形であるかもしれない。人間を助けてくれる存在もあるいは別の蛇型爬虫類人であるかもしれない。

 

しつこくフェルメールを見る。残酷な表現を内に秘めたこの悪魔は比較的捉えやすい。

 

ヨハネス・フェルメール 「紳士とワインを飲む女」 1658年頃 絵画館(ベルリン)

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部屋の中で白い布を頭にかぶった女が座ってワインを飲んでいる。その横で帽子を被りマントを羽織った男が立っている。右手に容器を持っているからワインをすぐ継ぎ足そうとしているらしい。手前に大きく描かれた椅子は男が座っていたものだろうか、いまは布っぽい物とギターっぽい物が置かれている。男は音楽を奏で、酒を飲ませて女を口説いているのだろうか。明るい陽射しが半開きの窓から差し込んでいる。壁には絵の描かれた額縁が掛けられている。

主題とは関係なさそうな後ろ向きの椅子とその上の物、壁の大きな絵が目に付く。フェルメールの絵にはこういう物の中に恐ろしい物が描かれている場合が多い。

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男の目つきが悪い。上から女を見下げている。女の方は・・・・表情が窺えない。横向きの顔全体にワイングラスが覆いかぶさり、眼さえ明確には描かれていない。こういう絵画があり得るのだろうか。人がワインを飲む光景を描く場合、美人だとかワインで酔ったとか、男を疑っているとか、その表情で表すのが一般的だと思う。この絵を初めて見た瞬間、この女のグラスに鼻先を突っ込んで飲み干すと言うこの表現に違和感を感じた。

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次に気付いたのが女の足。下腹部から上肢の位置がやけに上にある。椅子の座面に尻があるとして、右足の太ももの上のキワまでがやたら大きい。20cmくらい下がった所が本当の足の位置なのではないか。また膝小僧の真下に足首があるはずで、つま先がスカートの下から突き出るか、もしくはその存在を示して起伏があってもおかしくないのだがそれが無い。酒を飲んでいるのに緊張して足を後ろに引いているのだろうか。

男は部屋の中で帽子・マントで全くくつろいでないがそれはともかく、足が変である。右足がわずかに見えているらしいが、その表現があやふやである。黒い靴とその上の足、半透明で向こうが透けているような足である。またマントの下端に男性器が露出しているように見える。(上図右イラストで二人の本来あるべき体の輪郭線を茶色線で描いてみた。)

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手前の椅子の上にある物を時間を掛けて凝視してみたらこんな風に見えて来た。人間の足、太ももから足首までまでが二本互い違いに置かれている。右に見えるのが膝をこちらに向けた一本、左の背もたれ側に置かれているのは腿の切断面をこちらに向け、向こう側に下肢を下に垂らしてふくらはぎを見せている。

上図左下の暗い部分と左上のテーブルクロスの端に、骸骨の様な心霊写真のような物が写っている。

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画面左側の窓際に長テーブルがあり、その奥の方に何か得体の知れない不思議な物が描かれている。ファスナー付きの中高生のカバンの様な物で、これには悩まされた。一応の結論としては、これは大蛇の頭である。小さな蛇が纏わりついて紛らわしいが、大蛇の正面顔で、両目が左右に見えている。椅子の上の肉隗と同じ青色であるから、人肉を呑み込んでいるかもしれない。顎の下から赤い血を滴らせてテーブルを汚しているように見える。

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長テーブルと椅子の下の床は血だらけである。先の大蛇の口先、椅子の上の肉隗から血がそれらの家具の脚を伝って滴り落ちている。長テーブルの脚、手前の二本の先はよく見ると人間の足首である。指がかすかに見て取れる。そのあたりには血だまりが出来、チェック模様の床の色が赤く変わっている。

その血を求めて大小さまざまな蛇どもが集まって来ている。

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画面上部の壁や窓には巨大な蛇が降りて来ている。窓の大蛇はステンドグラスのふりをしながらその形を作り、人型の絵をも咥えている(窓の左中央には骸骨がさりげなく描かれている)。

額縁の絵も巨大な蛇である。前の蛇を後ろの蛇が咥え、一番手前の蛇は正面を向いて口を大きく開け、こちらを威嚇しているように見える。

上図イラストで緑色にした巨大な蛇は一段と大きな個体で、その上の額縁の上の物は一番大きい。物理的に大きいと言う事はこれらの蛇が一番強いと言う事で、神のような存在であろう。物の形を借りず、壁の影のように描かれているのはこいつらが三次元の存在ではない事を示しているのかもしれない。

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改めて全体を観る。女の両足は床を伝って下から来た赤い大蛇に喰われて既に無い。手前の椅子の上に人間の足が置いてあり、椅子の脚を伝って床を血で汚している。足首だけが窓際の長テーブルの脚下に置かれ、これも血だらけである。

男の体も薄緑色の大蛇に喰われている。その体がどこにあるか判別できない。おそらく長テーブルの奥にいる大蛇に既に喰われてしまったか。それともどこかに隠し絵になって表現されているのか、僕には見付けられなかった。

椅子の上の足が女の物か男の物か分からない。長テーブルの大蛇の喰った物が男の肉か女の肉か分からない。普通に考えて手前の足が女の物、奥の喰われたものが男の物とするのが自然か。

この絵のテーマは「血」である。人間の体を解体するときに出る血、奴らはこれが大好きであるらしい。人間の血を人間に飲ませる、と言う悪趣味な絵である。または血を飲む女を絵に描く事で、奴らが人間の血を好んで飲む事を示唆しているとも考えられる。

僕は若い頃よく献血をして、一度表彰盾までもらった事があるが、多分あの血は奴らの仲間に飲まれていたのだろう。馬鹿な事をした。