名画と言われる物の中で子供の描き方はどうなのか、やはり食べられる存在として描かれているのかを調べてみたくなった。
まずはレオナルド・ダ・ヴィンチの「キリストの洗礼」。ヴェロッキオとの共同作品となっている物。1472~1475年 フィレンツェ ウフィツィ美術館
洗礼者ヨハネの右腕、木の表現等見るからに怪しい作品だが、今回は子供の部分のみを精査してみる。
イエス・キリストの横に男の子が二人、洗礼中のイエスの衣服を持っているようである。
はやしひろしさんによるとこの子たちは虐待されていて顔にあざが出来ていて、左の子には足が片方しかないそうである。また右の岩場に見えているのはドルメンと言う食糧庫の出入口だそうである。子供をそこに閉じ込めて保管して喰いに来る所だと言う。
二人の子供の顔を拡大し、画質調整し、イラスト化した。顔が、特に眼の辺りが腫れている。向かって右の子は眼の下に隈が出来ているように見えるし、眼がイッてしまっている。左の子も眼の上が腫れている。二人とも拳骨で殴られたかのようである。
髪の毛が蛇で出来ており、頭を咥えられている。さらにそれを外側の蛇が何重にもなって齧っている。左の後ろの岩は巨大な蛇で、大口を開けて左の子を小蛇もろとも喰おうとしている。
向かって左の子、右膝を突いているらしいが左足は前方に立てているのだろうか。いやそこには大きな蛇の顔が二つほどあって、左足ではない様である。衣服は全て蛇で形作られてはいるが、ここの二匹の蛇は何の形も作っていない。左足を形作っているとしたら蛇の輪郭線が不自然である。服ではなく蛇そのものが描いてある。
右腕は色が違う。ここだけ色が濃い。モネの描いた「昼食」の母の左腕と同様の表現である。だからここは少年の体の一部ではなく、実際に蛇が連結しながら腕の振りをしていると観る。少年が服を手に持っているなら、手先が少しでも見えて良いはずだが、それはない。
少年の膝の先に草の様な物があるがそれは赤い。服を作っている蛇の口先がその赤い草に集中している。これは何か?
向かって右の子。この子には腰から下が描かれていない。岩の振りをした大蛇に呑まれているのではないか。
左の子の腕に擬態した蛇の先(腕としたら肘の辺り)だけ黒いが、この色は右の子の下に着ている服と同じ色である。イラストにした様にこの黒い色は右の子の服が見えているのであって、左の子の右ひじではない。従って左の子の右腕は無い。
左の子の左足は膝あたりで切断されている。前方に出した左足は切断面を見せていて、血が噴き出している。背中から降りてきた大蛇・地面を這ってきた大蛇がその部分を血しぶきを上げながら喰っている。この子は右手も喰われてしまってもう無い。
右の子は腰から下を巨大な蛇に呑み込まれている。
モネほど露骨ではないが、ダヴィンチも喰われる子供の絵を描いている。
ちなみにこんなのを発見した。このキリスト、チンチン丸出しの変質者である。画質を調整すると、こちらに向いているチンチンとその影がはっきりと描かれているのが見えた。
このチンチンで少年を犯したりしたのだろうか。