名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ドガ「ベレッリ家の肖像」 子供の生贄を手助けする者

ドガの子供の描き方も変である。

エドガー・ドガ 「ベレッリ家の肖像」1858年~67年頃 パリ・オルセー美術館

ドガベレッリ家1
ドガベレッリ家1 posted by (C)カール茅ヶ崎

ドガの伯父・叔母家族を描いた作品で、この家族間の冷め切った感情が表現されていると言われる。母親の冷たいまなざし、無表情な娘たち、父親は娘を見ているがその娘は眼を合せない。画面右下には外へ出て行く犬らしき物が描かれている。

しかし詳細に観て行くとこれは家族の肖像などでは無い。

ドガベレッリ家2
ドガベレッリ家2 posted by (C)カール茅ヶ崎

真ん中の椅子に座った少女。片足しか見えない。右足の上に左足を組んで乗せてその足先だけが少し見えている様ではあるが何かおかしい。白いエプロンをしているが何か不自然で、身体に沿っていない。紙で出来た着せ替え人形に紙の服を合わせただけの様で、デッサン力を見せるドガの絵にしては不自然である。両手は腰に当てているようだが、腕の線が全く見えない。

画質調整してイラスト化すると上図右の様になった。少女は頭を大蛇に噛み付かれ、首を絞められているだけでなく、両手を大蛇に呑み込まれている。左足は喰われて既に無い。スカートの向かって左下端に見えているのは左足の靴ではなく、蛇の頭である。

ドガベレッリ家3
ドガベレッリ家3 posted by (C)カール茅ヶ崎

画面左側の立っている少女。これも姿勢が不自然である。片足だけで体を支えてバランスを取っているかのように右足が身体の真ん中にある。左足のように見えるのはスカートの中から垂れ下がっている黒い蛇である。三匹くらいいる(上図右イラスト)。少女の左足の足首は無い。この少女も両腕が大蛇に呑まれている。先端の蛇が少女の手首を咥えて、その蛇を後ろの蛇が呑んで、そのまた後ろの蛇が・・・と言う風に連結している。背後の母親の喪服の黒色の中にいる大蛇たちにも少女は噛まれている。

ドガベレッリ家4
ドガベレッリ家4 posted by (C)カール茅ヶ崎

右の父親の眼が人間の物ではない。よく見ると眼の所から白い蛇の頭が突き出ている。左手先は大蛇に呑まれている。親父の下半身は無い。

ドガベレッリ家5
ドガベレッリ家5 posted by (C)カール茅ヶ崎

左手の母親と見られる女。この女だけが冷静である。取り澄ました冷酷な顔をしている。服も髪も蛇で出来ているがどうも不鮮明である。ただその手が三本指だという事は良く分かる。

上図右上が女の左手。異様に長い手指がくねる様に机の上に置かれている。親指に見えるのはそこにいる小蛇である。この手は後ろにある大蛇の口に何かを与えているように見える。

上図右下が女の右手。薬指と小指は他の三本の指とは輪郭線で分けられている。やはり三本指の外側に小蛇が張り付いているのだ。

ドガベレッリ家6
ドガベレッリ家6 posted by (C)カール茅ヶ崎

総合するとこうである。

娘二人は二人とも同じように左足と両腕が大蛇に喰われてしまっている。真ん中の少女の右腕を呑んでいる大蛇は、男の座る椅子の縁を形作りながら右からやって来た大蛇ではないか。少女の左腕を呑んでいる大蛇は後ろの女の黒い服あたりから伸びている大蛇ではないか。また左の少女の両腕を呑んでいるのは後ろの女から出て来る大蛇だと思う。

親父は顔や頭・左手先を大蛇に喰われているだけでなく、体全体も椅子に擬した巨大蛇に呑まれているらしい。

澄まして母親然としているこの女、黒服が蛇で満ちていて、ここから二少女を襲う大蛇が出ていると思える。両手が三本のレプティリアンであり、天上から垂れ下がって来て机の上に頭を見せている大蛇(イラストでは緑色で表した)の口に左手で何かを食べさせているかのようである。少女の肉片だろうか。

先日観たモネの「昼食」では、母親ともう一人の女が大蛇に子供の肉を食べさせている様子が描かれていた。ここでは母親を演じた魔女が蛇神のアシストをしている。どうやら子供を誘拐して来て蛇神に喰わせる役目を担った者がいるらしい。