名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

マネ 「小さな肖像画」 肖像画の背後の巨大蛇

地道なトレース作業を続ける。

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エドゥアール・マネ 「小さな肖像画」 1861~62年 カールスルーエ州立美術館(ドイツ)

肖像画と言うものの背後には必ずと言ってよいほど巨大な蛇の正面顔がある。今にも大口を開いて絵の人物を呑み込もうとしているような巨大蛇がいる。

この絵の男の子は大人の乗馬服のような物を着てポーズを取っている、一見愛らしい絵である。だぶだぶの服を着、右手には鞭と何か知らないが馬具を持っている様だ。

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整った顔立ちの、上流階級っぽい感じの、目の大きな子だ。

口の左側はどうなっているんだろう。唇とは色の違う、何かを咥えているのだろうか。ここだけが血のように真っ赤だ。

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拡大してイラストしてみるとこんなになった。上方から来る蛇たちが人間を襲う図が至る所に隠れている。口の左端の血の色の部分はよく分からないが、吐き出した血でも表しているのだろうか。

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帽子も黒い蛇数体で構成されている。少年の耳の後ろ辺りの人間に左右とも喰い付いているようだ。

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首と服の襟の境目に赤い色が置かれている。この少年は多分首を切られている。もしくはこれから切られる運命にある。向かって右の白い襟の下端にも血の色があり、左肩に損傷を与えられている事を示している。

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左手の途中から恐らく喰い千切られてだろう、骨が見えている。白いのはワイシャツの袖でその下に手らしき物が描かれていると見る人もいるだろうが、マネと言う有名画家がそんなボヤっとした手を描くはずが無い。右手との釣り合いも保てない。

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右手に持つのは鞭ではなく蛇だろう。その下にあるのは小さな人間を体内に取り込んだ大蛇。小さな人間を口から喰っている最中である。

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人物画の立像としては足の表現が弱々しすぎる。こんな不明確な描き方では人物が地面に立っている事を見る者に納得させられない。少年の顔に焦点を当てた絵だからそこ以外はわざと雑に描いているとも考える人もいるだろうがどうだろうか。

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絵の上半分。背景に何やら怪しげな隠し絵が見えて来る。少年の着た服にも何かが隠し込んであるらしい。少年の胸から腹に掛けて後ろ向きの人間が見える。この人間の左手も少年と同じように途中から損傷していると見えるのだがどうだろうか。

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下半分。弱々しい足は小さな人間数体で出来ている。上から来る大蛇に喰われている。

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全体図。少年の身体は大蛇数体で組み立てられている。胸から腹に掛けてはここでは肩から垂れ下がり、足の人間を喰う大蛇になっている。両袖も大蛇である。一つの部分が数種類の隠し絵を兼ねているからややこしい。

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こんな風にも見える。少年は生贄の石の上に立つ食糧として存在する。それを喰いに来るのは巨大な蛇の姿を持つ生命体。人間など一呑みで呑み込めるような大きな口を開けて喰おうとしている図である。この絵では上方と下方に二匹の巨大蛇が迫って来ている。

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別の見方をすればこんな隠し絵が見つかる。長い時間集中して画面を見続け、目を細めたり視点を変えて見たり色々と試行錯誤の後にこんなイラストが描けた。

上方と中央に二組の男女が性行為をしている。女の股からまた男の股からも子供が生まれ出ている。(人間が作られた当初は多分男女の区別が無かったに違いない。)(こういう隠し絵の性行為が常に背交位なのはこれが普通だったからだろう。)つまり繁殖・増産をしている。

画面下端にも人間が一人いる。うつ伏せで尻をこちらに向けている。子供を産んでいる。しかし産んだ子供もうつ伏せた人間も共に左から来た巨大蛇に喰われようとしている。画面上方部・中央部でせっかく増殖した人間もまた下端のように餌となるのだ。

 

ロセッティ 「花輪の女性」 蛇に囲まれた女

前回と同じくロセッティの絵を調べる事にした。美女の顔に魅せられたからだが、しかしこの絵は難しかった。ダヴィンチの「モナリザ」のように様々な隠し絵が複雑に重ねられていて簡単には解読できない。

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ダンテ・ゲイブリアル・ロセッティ 「花輪の女性」 1873年 シティ・オブ・ロンドン自治体

花に囲まれた美女がハープを奏でている。上方左右には天使が描かれ、美女の左肩辺りには青い鳥もいる。装飾的・幻想的な絵で、上流階級の居間に飾られるのにふさわしいような絵だ。

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青い瞳・滑らかな白い肌・肉感的な厚い唇・豊かな赤い髪等本当に美しい。

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前回見た絵と同様女の唇には何かが挟まっている。向かって右側にも左側にも何か小さな人間の手足のようにも見える物が飛び出している。目はこの部分図にして見れば何か恐怖を表しているようにも見える。

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前回の絵の髪留めの布の位置にスカーフ様の物が巻き付いており、これは明らかに蛇である。目もはっきり見えている。2~3匹の蛇が絡まってこの形を作っている。その口先には当然のように小さな人間が咥えられている。

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右手の辺り。ハープの上端にある花輪は小さな人間の形で作られた蛇の頭である。蛇の体内に既に取り込まれた人間であり、それが透けて花びらに見えている。花輪の下端の黄色い花はこれから取り込まれる人間である。

女の手の平が異様に膨らんでいるが、そこに人間の背中があるようだ。女は人間を手に持ち上方から降りて来る蛇たちに人間を与えているらしい。

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画面下半分がうまく解読できない。名画の下端には生贄の人間たちが山と積まれている・・・・はずだがどうもうまく形が辿れない。イラストのように人間だか蛇だか不明確なままになってしまった。こういう不明確な表現の場合、作者の意図する隠し絵が複合的になっていると思える。すなわちある部分が蛇の頭であり、人間の身体であり、また同時に小さく見て蛇と人間でもあり、大きく見てまた蛇と人間になっていたりする。ルノワールの「2人の姉妹」を以前見たが、それと似たような印象を受ける。それは画面全体に大蛇がぐるっと取り巻き、手前の籠に人体のパーツが盛られていると言う絵だった。その8年前に描かれたこのロセッティの絵にも似た隠し絵があると思うのだが・・・・もう少し時間をおいてからもう一度見ればもっとよく見えて来るのかもしれない。

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左上の天使、瞳がやたら大きい。まるで死人の様だ。赤い髪に見えるのは顔に巻き付いた大蛇では無いのか。蛇が生首を締めあげて空中に持ち上げているのではないか。

右の天使。翼に見えるのは白蛇であろう。髪も蛇であるらしい。

その下の青い鳥。目が死んでいてくちばしも閉じている。まるで道端に落ちている鳥の死骸の様だ。この部分は見方を変えれば顔をこちらに向け、ニョロっとした胴体を見せる蛇ではないか。

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全体図。蛇っぽい部分を中心にイラスト化してみた。するとそれぞれの蛇の口先には必ず小さな人間の形が見える。左下には人体のパーツである手が転がっているのか。

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全体図を別の見方で見る。巨大な蛇が女を丸ごと呑み込む、下端の人間たちを女の袖の所を頭とする大蛇が咥えると言う図になった。

この画面全体を占める巨大蛇が、この地球を支配する神の中の神だと思う。イエスや仏陀の父とも言う。常に隠し絵で半透明のように描かれているから人間とは次元の違う世界にいるのかもしれない。ただ時々三次元の地上に降りて来てそこの有機生命体を食糧とするのだから次元の移動が出来るのだろう。

 なかなか新しい発見は出来ないものだ。世界中の名画を無作為に調べまわしている内に何かが見つかれば良い。地道な作業の中から少しずつ成果が生まれる。焦ってはいけない。

ロセッティ 「小枝」 大蛇に巻き付かれながら人間を喰わせる女

蛇の要素がやたら多い絵を見つけた。

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ダンテ・ゲイブリアル・ロセッティ 「小枝」 1865年 ハーバード美術館(アメリカ)

ロセッティはイギリスの詩人であり、画家であった。彼はこんな物思いにふけるような女性を描いた。裕福そうな女性がテーブルを前に木の枝を手にして視線をあらぬ方向に向けている。画面が暗くてよく見えないが右手に小枝を持っている。画面最下端はあるいは窓枠で、外を眺めているのかもしれない。手前に置かれているのはどんぐりの付いた小枝と化粧瓶か。

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髪を束ねた布が肩にもかかっているが、これは一目で蛇だと思った。髪に絡みつき肩に頭を乗せた蛇。脱皮した抜け殻にも見える。いやその口先に小さな人間を咥えているのが見て採れるので抜け殻ではなく生きた蛇である。

こう言う気持ちの悪い物をそれとなくよく描けるものだ。

僕も蛇が嫌いで、畑で見かけるとすぐさま追いかけて殺す。その時手にしていた刈払機でも鍬でもありあわせの物で切って殺す。死んだ蛇さえも気持ち悪いのでどこか見えない所に捨てる。多分人間は前世で蛇に虐げられた記憶があるのだろう。

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女の口の表現がおかしい。上唇がプリングルスのおやじの髭のようになっている。赤すぎるのは良いとしても口の右端から何かが飛び出しているようにも見える。ごく小さな人間の頭と片手が出ているようにも見える。

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女の右手の小枝の所に何かいる。上から降りて来た大蛇の様だ。女が手に持つ人間に喰い付いている。木の実(どんぐり)を目にした灰色の大蛇と、それに重なったた茶色っぽい大蛇の二匹が見える。女は大蛇に人間を与えているらしい。

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空中の木の実(どんぐり)は大蛇の眼にしか見えない。瞳が縦線になっていてまさに恐ろし気な爬虫類の目である。

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左手の輪郭がおかしい所がある。中指の内側は明らかに手前にある何かによって一部隠れている。イラストにしたように僕には女の手の下に人間が大勢いると見えた。上方から来る大蛇に与える為かまたは自分で食べる為に捕まえているのだろう。

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全体図だとこういうイラストが描けた。女の顔の前だけでなく、頭の後ろにも大蛇が被さっている。女の顔の前後の小枝は、その実小枝ではなく大蛇の胴体の模様になっている。手前のテーブルのような窓枠のような物は恐らく大蛇の胴体であろう。呑み込んだ人間が無数に透けて見えている。銀の化粧瓶のような物にも人間の形が見られるからひょっとしてこれは人間を呑み込んだ、とぐろを巻いた蛇の表現ではないか。

これほど蛇に満ちた表現はあまり見ない。蛇の頭を中心に表現し、その口に人間が喰い付かれると言う形はよく見るが、気持ちの悪いニョロニョロした胴体をこんなにはっきりと入れる事はあまり無い。

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レオナルド・ダ・ヴィンチ 「洗礼者ヨハネ」 1514年頃 ルーブル美術館

蛇に満ちた表現として思い出すのはこのダヴィンチの作品である。この絵は以前見たが、何度も見返すとまたはっきりとして来た。ロセッティ同様人物に大蛇が絡みついている。この人物もその大蛇たちに小さな人間を与えている。(ロセッティはイタリア系イギリス人であり、ラファエル前派とも言われるのでダヴィンチのこの絵にも影響されたかもしれない。)

人間は蛇(型生命体)に喰われる存在である。

 

「進撃の巨人」と人間の歴史の真実

 

人間への洗脳装置は古くは絵画彫刻芸術、最近は新聞・ラジオ・映画・テレビへと変化し、パソコン・スマホへと移行してきている。現代のアニメも子供たちへの強力な洗脳装置である。

著作権の関係から古い絵画を中心に調べているが、こんな物を見つけたのでブログテーマに外れてはいるが挙げてみた。

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諫山創 講談社「進撃の巨人」Season2前12話表紙 (某アニメストアより)

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画面を明るくしてみるとこうなる。目を細めて見るとこれら作中の登場人物たちが、群像として別の形を作っているのに気が付く。画像をもう少し小さくした方が見やすかったかもしれない。

この絵自体は作者の他に別のアニメーター・ポスター制作者・スポンサー・印刷関係者等多くの人が関わって作られているのだろうし、その辺はよく分からないが、結果的に支配層の意図が現れている。

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画面上三分の二で支配者の顔(巨大蛇の正面顔)(赤の輪郭)が出来上がっている。画面下左右のアルミン・ミカサに大きな口で喰い付いている形だ。真ん中で主人公エレンの足をも咥えているようだ。

この「進撃の巨人」と言うアニメは、巨人が小さな人間を喰いまくる恐怖を描いているもので、それは恐らく真実の歴史に近い事を伝えていると思うので興味深い。ただ本当の真実の歴史とは少しだけ違う娯楽作品に仕立てており、間違った方向に人々を導こうと言う意思も感じる。

本当はこの絵で見られる隠し絵のように、人間たちは巨大な蛇に喰われていると言うのが正しいと思える。

画面いっぱいに描かれた蛇の顔の他に、もう少し小さめの蛇の頭も見える(水色の輪郭)。上方から降りて来て主人公の上半身を呑み込んでいる。元絵とイラストをよく見比べていただきたい。

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その他この絵にはあちこちに蛇の頭と思える描写が隠れている。人間に喰い付く蛇たちの表現は古い絵画芸術のおけるそれと何ら変わりが無い。

 

最近は「鬼滅の刃」と言うアニメが大人気で、ネット上でざっと画像検索してみたが、それらしい隠し絵が今の所見当たらない。たまたまアニメ画像の検索で見つけたこれを調べる事にした。

 

セザンヌ 「カード遊びをする人々」 人間は家畜 繁殖させられて喰われる存在

Wikipediaに載っているこのセザンヌの写真を見るたびに思う。セザンヌと言う人は小さい頃からのいじめられっ子で、世間に恨みを持ち続けたのではないかと。少し上目遣いにカメラを睨む顔にそんなことを思う。

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美術市場最高額で取引をされたと言うセザンヌの作品を観る。
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ポール・セザンヌ 「カード遊びをする人々」 1892~93年 カタールロイヤルファミリー

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画面を明るくしてみた。互いに手を読まれないようにポーカーフェイスで向き合う二人の男たち。場所はあまり裕福そうでない家の中である。二人の真ん中にワインボトルのような物が置かれているがグラスは無い。木の壁に棚があり、銀色の容器のような物が置かれている。灰皿も無い。その他テーブルと椅子の他何もない至ってシンプルな道具立ての絵である。

左の男はシルクハットをかぶり身体が縦に長い。背景(空気)に溶け込むような色の服を着ている。背後の壁には何もない空間が広がる。一方右の男は丸い帽子をかぶり、明るい色の服を着、背を前のめりにして丸くしている。背後の板壁や扉(?)の縦線が男の丸みを強調している。二人の男の心理的な対比・対立を表現しているようだ。

背景のもやもやした陰影が気になる。二人の顔や服もどこか変である。

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左の男の顔。小さな人間の身体を組み合わせて出来上がっている。帽子辺りの蛇たちがその人間たちに襲い掛かる。

耳の上には数体の蛇が降りて来る様子が見られるがこれは同時に人間の尻や手顔をも表している。人間にも見え、同時に蛇にも見えるようなこんな表現はよく見られる。蛇が人間を体内に取り込んでいる事を説明的に描き表わしているのだろう。

元絵(Wikipedia セザンヌの項から採った)の解像度が低いので口の辺りがどうなっているのかよく分からない。

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この男の首に掛かっているのはどう見ても人骨である。手の骨だろう。一部血の赤が見える。口に咥えるパイプも同じ色だからこれも人骨なのだろう。パイプの火付け口の丸い黒い部分は、背後の大蛇の眼が被さってそれに見えている。パイプの柄の部分にも背後の大蛇が喰い付いて一部分を隠してそれらしく見せているようだ。

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男の身体は数体の人間の積み重ねで出来ている。このイラストのように手の部分が別の人間の足になっていると言うのは他の絵画にもよく見られる。これはこの世がまやかしで出来ていて、教わった事は全て真逆の事なのだと作者は言っているのだと思っている。

男の頭があり、それを帽子のふりをした大蛇が咥えている。その下に別の人間の身体が複数積み重ねられている・・・・と言う図だろう。

男の手先にあるカードは、背後の蛇に喰わせる為の生贄の人間であるらしい。

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右の男の顔。左の男同様顔より帽子の寸法が小さい。耳や首の形が変になっている。何よりもこの髭、後ろから回って来た蛇では無いのか。もしくは男が咥えている小さな人間の手か。

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この男も複数の人間の身体で組み立てられており、一番大きな身体は逆さになった人間である。やはり足が手にになっている。

首に巻いているのは人間の骨だろう。二人の男たちは人間を喰い、腕をしゃぶりつくしてその骨を首に掛けているのか。

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二人の手の間に蛇が顔をのぞかせている。正面を向いて何かを訴えているように見える。

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背後の壁、テーブルの上のもやもやとした陰影は僕にはこんな風に見えた。壁には人間を喰う大蛇、テーブルには蛇に囲まれた人間たち。

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テーブルの下に描かれているのは男たちの足の様で足ではない。尻を向かい合わせにした小さな人間かもしくは大きな頭蓋骨または大蛇の顔か。

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全体図で見るとこんな隠し絵が見えて来た。左上から来た巨大な蛇(青)は、二人の手に持つ小さな人間(カード)や左の男の身体を作る逆さの人間たちを喰っている。右上から来る巨大蛇(赤)は、右の男の身体を作る逆さの人間たちを喰っている。

さらにテーブル自体が正面を向いた巨大蛇になっていると思う。口の中に人間二人を入れて、鑑賞者を見ている。人間は俺たちに喰われるために存在するのだと言わんばかりである。

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あちこちに気味の悪い物が見えて来る。背後の壁には画面右のほうに、頭蓋骨や吊り下げられた人間がいると思える。

画面左側には尻を向けた人間がおり、子供を産んでいるように見える。ワインボトルも生まれ出る子供を表しているのではないかと思う。左の男の背中にも人間がいて足元に産み落とした子供の頭らしき物が見える。だから画面右側には食糧としての人間が描かれ、画面左側には繁殖する人間が描かれているらしい。

 

セザンヌ等画家たちは巨大蛇神の協力を得て、この世の理を絵に隠し込んでいる。巨大蛇神=悪魔だから、強く願い事をし、己の魂と引き換えにこの世の名声・地位・富貴を与えられたのだろう。