名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

悲母観音?

悲母観音
悲母観音 posted by (C)カール茅ヶ崎

狩野芳崖「悲母観音」明治21年作 東京芸術大学

この絵は人間の創造を表していると思える。

ルネサンス期の聖母子像によく似ているが、マリアに相当するこの観音さまはダヴィンチ・ボッティチェリ等のマリアと同様に隠し絵で半人半蛇になっている。向かって左手の空間におかしな縦線が見え、線をたどってみると、観音さまの身体に繋がった大蛇が見え出した。右手のピペットから滴が落ち、丸いガラスケースの人間の上に注がれている。

これは人間を創造した神の姿では無いか。中国の言い伝えでは半身半蛇の「女媧・伏羲」が人間を創ったとか。西洋では半身半蛇の「ラミア」と言う魔物の伝説もあるらしい。聖書ではイブをそそのかして知恵の実を食べさせたのは蛇とあり、ミケランジェロシスティーナ礼拝堂天井画の「楽園追放」ではその蛇は半人半蛇で描かれている。

狩野芳崖はこの悲母観音のテーマを試行錯誤の上、死の四日前に完成した(Wikipedia)と言うから何かしらの示唆を誰かから(イギリス人画家フェノロッサか)得て、真実を見てしまったのかもしれない。

下方の赤ん坊は蛇のような紐に身体を締め付けられて苦しそうだ。

左下に岩があり、一部洞窟の入り口の様に開いている。これは「ドルメン」(食糧人間庫)ではないか。

観音さまの腹に奇妙な装飾品が掛かっているが、金色のこの装飾品の形が僕には宇宙人の姿に見えて仕方がない。頭に2本の角があり(日本の鬼として伝承されている宇宙人)。肩幅が広く、手が異様に長い(土偶の形を思い出す。土偶は宇宙人の像?)。

 

人間を創った宇宙人は度々地球を再訪し(観音さまの頭の後ろにある円盤型UFOに乗って)、保存庫の食糧を取り出して食べる。その場面にも見える。

 

ただ観音さまの帽子の形が気になる。はやし浩さんの説明をYou Tubeで観ているとこういう形は「ミトラ帽」と言って、キリスト教の基となったミトラ教信者独特の帽子らしい。キリスト教という悪魔教によってミトラ教は徹底的に駆逐されたが、こういう形で秘密裏に継承されているのかもしれない。日本には密教の弥勒(ミトラ)といて伝わり、この絵は蛇に締め付けられて苦しむ人間の救世主「弥勒」の姿でもあるのかもしれない。(人間創造時のとは別口の宇宙人)(救世主も見た目は爬虫類の蛇型なのか、鬼のような見た目なのか)

ただこの絵の全体を観るとどうしても、「人間は私たちが食糧として創ったのだ。」と作者が訴えているようにしか見えない。