今日は小田原でみかんもぎ。
海の見えるみかんの花咲く丘も今ではどこも荒廃して、昔の面影はない。みかん農家の僕の生家も、オレンジ輸入自由化以降市場出荷しても収入に繋がらないのでほとんど管理していない。兄夫婦が適当に剪定・摘果して、適当に消毒して、収穫は家を出た兄弟達が家族を連れてやりに来るだけだ。(僕は来るのが遅かったので、兄弟の家族があらかた収穫してしまっていてあまり残っていなかった。)
兄夫婦はみかんの新苗は植えない。老木はそのまま生らせるだけ生らせて枯れたら切り倒し、そこに野菜を育てたりしている。
小さい頃の家族との思い出のみかんの樹が、切り株を残しチェーンソーでバラバラに切られた跡を見るのはさびしい限りだ。