名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

セスジスズメの幼虫は何故目立つ配色?

セスジスズメ
セスジスズメ posted by (C)カール茅ヶ崎

サトイモの葉に付くイモムシの成虫。イモムシは気味が悪い配色なので左上に小さく描いた。蝶の幼虫はどうも苦手だ。

幼虫がサトイモの葉をバリバリ食べる。たくさん食べてすぐに大きくなる。今日も1匹捕殺した。

 

成虫はステルス戦闘機のような形をしている。このスズメガの類は時速50キロのスピードで飛ぶものもあるという。コイツも速そうだ。飛ぶための機能的な形に感心する。美しささえある。

 

しかし幼虫は毒々しい。黒地の体に黄色い丸印が横にいくつも並んでいる。黒と黄色の配色は人にとって最も目立つ色だ。工事現場のあちこちに黒黄のストライプ線が並んでいるのはその為だ。なにもそんな目立つ配色にしなくてもいいだろうに。鳥にすぐ見つかって食べられそうなのに、何故だ。

ゲハの幼虫と同じように目立つ。モンシロチョウ・ヨトウガ等の幼虫はソイツのいる場所と同じ色をして見つからないように隠れているのに・・・・。

 

鳥は天敵の目玉を嫌うという。目玉の絵を体表に描く事で威嚇を与えているという事が考えられる。アゲハとセスジスズメの幼虫は隠れずに、その模様で鳥の本能に訴えて脅かすことで見つかっても食べられにくくして生き延びるのか。そんな生き方もあるんだな。

 

そんな脅し透かしの、偽りの人生は嫌だ。見つけ次第捕殺だ。