ジャガイモ堀りをしに行って昼に弁当を食べていると、シオカラトンボが支柱の先に止まっているのが見えた。何をしているのか観察した。
ずっと動かずに止まっている。そしてもう一匹のトンボが近付くと舞い上がって一緒に飛ぶ。別の2匹は繋がったまま飛んでいる。支柱の先のトンボは交尾の相手を探しているのかと思った。そういえばモンシロチョウも2匹で楽しそうに舞っている。田んぼのカモも2羽で水浴びをしていて幸せそうだ。
自宅に帰ってきて調べてみるとどうも違うみたいだ。「トンボは縄張り意識が強く、他の個体が近づくと威嚇攻撃をする。」とある。支柱のトンボはエサの虫を狙っていてその自分の縄張りを犯すヤツがいたので追い払っていたというのが本当らしい。
しかしトンボはすごい。虫(蛾など)を空中で飛びながら捕まえて食べるそうだ。だから眼がたくさんあって前後左右が同時に見れるようになっているんだ。動体視力も優れているんだろうな。それに羽を動かす胸の筋肉が並みでなくたくましい。飛行する姿もゼロ戦かと思うような格好よさだ。ホバリングはヘリコプターのようだ。・・・・と虫好きの小学生のように興奮してしまった。
トンボの食べ物は小さな昆虫、蛾や蝶・バッタなど。蛾の幼虫も食べるという。とすると作物の害虫を食べてくれる益虫ではないか。
ただ、ミツバチも食べてしまうというから、カボチャ等の受粉に支障があるかもしれない。