畑の近所のそこかしこでは田んぼの代掻きが始まっている。早いところはもう田植えを終えているし、まだ水入れをしている所もある。カモやサギ・カラスなどの鳥たちが集まってきてその作業を見守っている。・・・・と言うより土の中から出てきた虫を食べに来ているのだろう。カモもうれしそうに水の中に頭を突っ込んでいる。
芹沢あたりの田んぼは1反毎くらいにその持ち主が違うらしい。何日か見ているとどの田んぼにも立派な乗用トラクターが出てくる。中には歩行式トラクターも見られるがほとんどが乗用だ。
1反・2反の田んぼにあんな大きな乗用トラクターが必要だろうか。分不相応に思える。たぶんJAに勧められて大金を出して買ったのではないか。
稲刈りの季節にもたいそうなコンバインがあちこちから出て来る。どれも古いが立派な機械だ。
景気のいい時代にローンを組んで、あのおじさんたちはもう払い終えたのかなと心配になってしまう。
米作りには国から補助金が出ると聞く。年1作だけでも作り続ければいいらしい。
農政の是非はよく分からないが補助金の為だけに米作りをしているとしたらなんだか悲しい。
農業の世界は問題山積みらしい。
これから農業を始める僕としては、借金を返し続けるだけの人生は避けたい。しっかりとした計画を立てよう。