名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

畑のネコが心配

畑ネコ
畑ネコ posted by (C)カール茅ヶ崎

畑にいるネコが可愛くてしょうがない。

芹沢にいるネコで、宮原にいた子豚を食べていたネコではない。

元飼いネコだったらしく、人懐っこい。畑に行くと鳴きながら近づいてきて体を摺り寄せてくる。しゃがんでピーマン等を収穫していると膝の上に上がってくる。手を差し出して喉をなでてやると転がってじゃれる。遊ぶ相手が欲しくてたまらない感じだ。まだ子供のネコで、最近畑に行くと必ずいる。(写真では少し身構えているが、これは帰りがけに軽トラのエンジンをかけた時、音に驚いていた所を撮ったからだ。動きが早くて中々アップの写真がうまく撮れない。)

誰が捨てたのか、もしくは迷子になったのか、もう2週間近く畑にいる。エサは野ネズミやバッタ類を食べているのか。少しずつ痩せて来ている。

ネコ缶のひとつもあげたくなってくるが、一生面倒を看る余裕は無いので、やらない事にしている。誰かが連れて行って飼ってくれることを願うばかりだ。

しかし気になって仕方がない。雨風が強い日・寒い夜はコイツはどうしているのだろう・・・・。

 

猛暑だと害虫の発生が多いのか

オオタバコガ
オオタバコガ posted by (C)カール茅ヶ崎

敵を甘く見ていた。

オオタバコガの幼虫など、農薬散布で軽く防除できると思っていたが、コイツにかなりやられている。ピーマン・甘とう美人・伏見甘とう・ナス・トマト全て食害されたが、特に甘とう類の果実にかなり多く入っている。最近は収穫しても侵入穴を見つけて捨てる物が4分の1くらいある。

週に1回くらいの周期で登録農薬を薬散しているのだが、どうもうまく行ってない。散布量が足りなくて、部分的にしか農薬が掛かってないか、散布時期が害虫の発生時期に合っていないかだと思う。

調べるとオオタバコガの成虫は新芽や花に卵を産み付け、生まれた幼虫はまずそこを食害し、やがて茎や果実に穴を開けてその中を食べて大きくなる。一つの果実を食べつくすと別の果実に移る。写真は甘とうの果実に今まさに穴を開けて入り込もうと移動中の幼虫。体長15ミリくらいになっているので、コイツに入られると直径2~3ミリの穴が出来ると思う。

・・・・という事は上方の新芽や花から下方の果実に移動中にその身をさらすから、その時期に農薬散布すればいいという事になる。実の穴に入られた物はもうどうしようもないから実ごと処分する。落として踏みつぶすか、集めて土に埋めるか焼き捨てるのがいい。

1匹の成虫は200~300の卵を産むそうだ。しかも一つ一つ別々の場所に。だから成虫を見つけたらすぐに手を打たなければならない。体長1センチの小さな蛾だ。翅に目玉模様が2つ、その目玉の眉毛の様な模様が左右で繋がって一直線のなっているから覚えやすい。

来年はもっと適切な時期に、適切な登録農薬を散布してコイツの害を減らしたい。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず。しかしまだ敵を深く知っていない。

また最近は良い農薬が出て来ているので、その特性・使い方を覚えることも大事だ。

しかしこのオオタバコガの幼虫、固いピーマンでもきれいな丸い穴を開けて入り込むなんてよっぽど強力な歯と顎を持っているらしい。小さすぎてよく見えないし、顔の大アップ写真もネット上に見られないから想像するしかないが、グロテスクなすごい口なんだろう。ダイオウイカの口の様だろうか。

畑に猫が入り込んできた。

畑の猫
畑の猫 posted by (C)カール茅ヶ崎

相変わらずの猛暑の中、ピーマン類の作業をしていると、どこからか猫の鳴き声が聞こえてきた。結構人馴れした猫で、近づいてきてまとわりつく。脚に体をこすり付けてきたり、麻ひもの玉にじゃれついて遊んだりする。防草シートの上で寝転んだり、爪とぎをしたりする。

懐かれて悪い気はしないが、なんだかな。

炎天下の作業を少しでも早く終わらせるために、猫の相手はしていられないのだ。それとも、暑さのせいで大発生しているオオタバコガやその他の害虫退治を手伝ってくれるのなら、ネコ缶のひとつでも買ってやるのだが・・・。

7月8月は猫の手も借りたい忙しさ。

原種のナス

ミートの実
ミートの実 posted by (C)カール茅ヶ崎

自分で接ぎ木したナスの台木に使った「ミート」だけが成長してしまった株が1本ある。それに実が生った。

ナスの原種「ミート」を台木に「とげなし千両2号」を穂木にして接ぎ木したつもりが、いつのまにか穂木が消えてなくなって、台木だけで大きくなり始めたので、試しにそれをそのままにしておいた。確かに野生種だけあって「ミート」が株が大きくなる。もう1m50cm位の高さになっている。茎も数多く、葉も大きい。花が他よりも数が多い。ただ今まで実が付かなかった。2月半ばに種まきした株にようやく実が着いた。1株で今の所4個くらい。黄緑色の2cm位の小さな実だ。

ナスも初めはこんな物だったのか。ヒトの手が入らない頃はどの野菜も小さな実を少しずつだけしか生らせていなかったのだろう。それをヒトが食料にするために、実を大きくし、たくさん実を生らせるように長い時間を掛けて品種改良してきたのだ。

この「ミート」の株は病気にもならず、今でも元気に成長し続けている(他のナスの日当たり・風当りが悪くなるのでそろそろ切ってしまおうと思っているが・・・)。他の接ぎ木ナスはこの猛暑や害虫にやられて少し弱っている。きれいな実が出来にくくなっている。ヒトの都合で大きい実がたくさん生るようになった分だけ病害虫に弱くなっているのだろう。

芹沢の近所に無農薬野菜を作っている人がいるが、改良した種を使って無農薬で作ろうというのは無理があると思う。無農薬でやるには、サトイモ・ショウガ・ニンニク等元々病害虫に強い体質の物を多く作るか、伝統野菜の種子を使ってその畑に合う地場産の野菜になるまで自家採取を続けて、10年くらいまともな野菜が出来なくても我慢するかしかないと思う。生活費を稼がなければならない僕みたいな者にはそれは出来ない。農家が今までやって来た慣行農法で当分やって行くしかない。

田んぼの草取り

田の草取り
田の草取り posted by (C)カール茅ヶ崎

畑の隣の田んぼでは猛暑の中草取りをしているようだ。稲に似た草が様々あり、機械では出来ない作業らしい。米作りも大変だ。

田んぼの近くで畑仕事をしていると、変な音が聞こえる。「ボワン、ボワン・・」確かこれはウシガエルではないか。姿は見えないが多分それだ。

埼玉の農家生まれの人に聞いたことがある・・・・「ウシガエルってのはでっかいカエルで、ボワンボワン鳴く。田んぼで作業していると邪魔なので、隣の田んぼにそのウシガエルを投げ込む。すると投げ込まれた田んぼで作業している人がそのウシガエルを投げ返す。最初に投げた人がまた投げ返す・・・・。」こんな笑い話を思い出した。

神奈川県でもそのウシガエルの声が聞こえるとは思わなかった。

真夏はカエルのエサの虫も多いし、雑草もすぐに大きくなる。