名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

トマトの収穫量が減ってきた。

トマト収穫
トマト収穫 posted by (C)カール茅ヶ崎

終戦記念日には、前の戦争で戦死した二人の伯父の事を書き残しておきたいと思っていた。しかしこの猛暑の中、収穫・調整・出荷作業の多さにとても余裕が無いのでまたの機会にする。絵を描く手間も惜しんで写真のみ。

暑くなると害虫が増え、しかも強くなるようだ。

トマト・ナス・ピーマンに付くオオタバコガの幼虫が増えた。農薬散布を週1回の頻度でしているのにそれでも目につく。トマトの新芽あたりにいたり、ナス・ピーマンの実に穴を開けて入り込んでいる。

トマトの樹にはコナジラミが大量にいる。登録農薬を何回散布しても減らない。

おまけに「割れ」が多くなってきた。ヘタの辺りが何方向にも裂ける、または実の表面にヒビが入って売り物にならないのが半分くらいある。土中の水分量の急激な変化が原因だと思うが、これを少なくするのが今後の課題だ。やはりハウスの中で液肥をチューブ灌水するのが一番なんだろうか・・・・。露地栽培では5段取りくらいで終了させるしかないのか・・・・。勉強しなければならないことが山ほどある。

ハート形のトマト

ハートのトマト
ハートのトマト posted by (C)カール茅ヶ崎

また変な形のトマトができた。

トマトの花は5弁の花びらで出来ているから、実も5つの部屋に分かれるはずだが、きれいな形の物ばかりではない。これはまだましな方。ハート形になった。

原因は自然現象なのか、トマトトーン(受粉を助けるホルモン剤)の使用法に問題があったか、第1花が咲く前の蕾の段階で定植してしまったからか、追肥の問題か、土壌水分の調整が良くないか、分からない。

トマト作りは難しい。もっとトマトらしい、真ん丸のキレイな物をたくさん作りたいのだが・・・・。

(このトマトは、似たような熟し具合の物と合わせて、400gにして200円で出荷しておいた。買った人は包丁の入れ方にちょっと戸惑うかもしれない。)

食べられるが不良品

双子ナス
双子ナス posted by (C)カール茅ヶ崎

「野菜栽培の基礎」(農文協)によると、「双子ナス」は・・・・低温、多肥、多かん水などが重なって、花芽が栄養過多になったときに発生・・・・とある。

最近雨が多かったからか。みごとな双子だ。

ナスの生理障害による不良品率(表面のキズ・鳥のツツキ跡も含めて)は5%くらいか。

 

続けてこれ

トマト生理障害果
トマト生理障害果 posted by (C)カール茅ヶ崎

今度はトマトの生理障害で、乱形果・窓あき果・舌出し果。こっちはちょっと気味が悪い。やっぱり田んぼの造成畑で、地下水位が高い所でトマトを作るのは無理があるのか、尻腐れ・虫食い等も含めると、出来そこないで売り物にならない物が10%近くも出る。

あるいは畑の水分量のせいではなく、作り手の腕が悪いのか。

これらのナスは調理して食べ、トマトはジュースにして飲むが、どうしても余るので畑に埋めて次作の肥料となる。

この不良品率は多いのか、普通なのか。プロの農家に聞いてみたい。

収穫作業で息も絶え絶え

アイコ
アイコ posted by (C)カール茅ヶ崎

収穫・調整(袋詰め等の)・出荷作業がやたら忙しい。

たいして大きな畑ではないのだが、トマト・ナス・ピーマン・甘トウガラシ・ミニカボチャがたくさん獲れている。2日か3日に一回収穫しているのだが、収穫の日は早朝から夕方まで作業をして午後6時までの出荷に何とか間に合わせる。

息も絶え絶えになって来たので、今日は1日休みにした。

春作の収穫と同時に、今度は秋作の種まきをする。ニンジン・ブロッコリー・芽キャベツ・黒ダイズの種まきをしたので明日もその育苗管理と他の秋作畑の土作り予定。あと雑草取りも予定に入れておく。

夏の暑い盛りにたくさん出荷して稼いでおかないと、農閑期とか端境期と言われる低収入の時期を乗り切れない。僕のように果菜中心に作っているとどうしても夏に作業が集中する。毎朝収穫のキュウリは、毎日出荷になるので予め栽培を避けたが、ピーマン・甘トウガラシも初めて大量に作ってみて、ずいぶん作業に追われるものだと感じている。特に「伏見甘トウ」は収穫作業が細かい割に大した利益に繋がらないので来年はやめておこう。

独りでの農作業だから効率よくやらないといけない。

ミニトマトの「アイコ」も、たった20株ほどなのによく実を生らせる。ただもう支柱の上の空中まで伸びて来て、病害虫にやられていい実が出来なくなってきたので、時期をずらして植えた次の20株ほどの方を重点的に観て行く事にしたい。

利益が出にくくなってきたら、そこで諦めて次の利益を作ってゆくというのが「営農」なんだろう。

しかし「アイコ」って名前、サカタのタネの開発した品種名のようだが、なぜ「アイコ」なんだろう。新品種名は開発した種苗メーカー等が好き勝手に名付けられるみたいだが、これは「愛子」から来ているのか。赤くて小さくて愛らしいので、開発者の娘か孫の名を採ったのか。それとももしかしてそんな自分の愛人の名を付けたのか、名付けた人に聞いてみなければ分からない。

 

可愛い子猫がコブタを・・・・!

コブタ
コブタ posted by (C)カール茅ヶ崎

畑に子豚の死骸があった。25センチくらいの、生まれたばかりの赤ちゃんブタで、猫に食われて見るも無残な姿に成り果てていた。

草刈りをしようと、それのそばに行くと3匹の子猫が逃げて行き、離れるとまた近づいて食い始めていた。猫はこれまた小さな猫で、頭が5センチくらいのヤツで、黒ネコ・トラネコ等だった。

あまりに凄惨な場面にかなりショックを受けた。絵を描いていても気が滅入る。

畑から200メートルくらいの所に養豚所があり、そこで生まれたばかりの豚を咥えて来て、ここで食っていたのだろう。

子猫は可愛くて好きだが、こういう野性的な場面を見せられると考えてしまう。野良ネコも生きて行くためには、どんな物でも食っていかなければならないのだ。