名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

猛暑だと害虫の発生が多いのか

オオタバコガ
オオタバコガ posted by (C)カール茅ヶ崎

敵を甘く見ていた。

オオタバコガの幼虫など、農薬散布で軽く防除できると思っていたが、コイツにかなりやられている。ピーマン・甘とう美人・伏見甘とう・ナス・トマト全て食害されたが、特に甘とう類の果実にかなり多く入っている。最近は収穫しても侵入穴を見つけて捨てる物が4分の1くらいある。

週に1回くらいの周期で登録農薬を薬散しているのだが、どうもうまく行ってない。散布量が足りなくて、部分的にしか農薬が掛かってないか、散布時期が害虫の発生時期に合っていないかだと思う。

調べるとオオタバコガの成虫は新芽や花に卵を産み付け、生まれた幼虫はまずそこを食害し、やがて茎や果実に穴を開けてその中を食べて大きくなる。一つの果実を食べつくすと別の果実に移る。写真は甘とうの果実に今まさに穴を開けて入り込もうと移動中の幼虫。体長15ミリくらいになっているので、コイツに入られると直径2~3ミリの穴が出来ると思う。

・・・・という事は上方の新芽や花から下方の果実に移動中にその身をさらすから、その時期に農薬散布すればいいという事になる。実の穴に入られた物はもうどうしようもないから実ごと処分する。落として踏みつぶすか、集めて土に埋めるか焼き捨てるのがいい。

1匹の成虫は200~300の卵を産むそうだ。しかも一つ一つ別々の場所に。だから成虫を見つけたらすぐに手を打たなければならない。体長1センチの小さな蛾だ。翅に目玉模様が2つ、その目玉の眉毛の様な模様が左右で繋がって一直線のなっているから覚えやすい。

来年はもっと適切な時期に、適切な登録農薬を散布してコイツの害を減らしたい。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず。しかしまだ敵を深く知っていない。

また最近は良い農薬が出て来ているので、その特性・使い方を覚えることも大事だ。

しかしこのオオタバコガの幼虫、固いピーマンでもきれいな丸い穴を開けて入り込むなんてよっぽど強力な歯と顎を持っているらしい。小さすぎてよく見えないし、顔の大アップ写真もネット上に見られないから想像するしかないが、グロテスクなすごい口なんだろう。ダイオウイカの口の様だろうか。