名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

モネ 「睡蓮 柳のある明るい朝」 死の直前で人間の抱く愛情

前回解析したことをもう少し詳しく調べ直した。モネの「睡蓮 柳のある明るい朝」には隠し絵で人間の愛情らしきものが表現されていると言う所である。

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全体図のイラストにここで便宜的に丸印で場所を示し、AからEまでの記号を付けた。A・B・Cはごく小さく描かれた所、D・Eは大きく描かれた所である。これを順番に見て行く。

(その他の所は不明確であり、だれでもがこのイラストの通りに見えるとは限らないと思うので省略した。)

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A 蛇が渦を巻くように回転して人間を襲っているらしいが、同時に上のイラストのようにも見えた。子供を抱き抱えるようにして覆いかぶさり守ろうとする人がいる。その右上にも腕に子供を二人ほど抱いて保護している人がいる。
こうは見えない人もいるだろう。これとは別の形を捉えることも出来るからである。人間の身体は同時に大蛇の頭でもあったりする。どちらでも捉える事が出来るような曖昧な描き方がされているからである。僕にはこう見えたと言っておこう。

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B 子供二人を片手で抱いて横たわる人。子供の片手は大蛇に噛み付かれており、自身の頭も大蛇に喰われている。
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C 二人ほどの子供を膝に乗せてうなだれている人。イラストではこう描いたがこの人は子供の顔により近づいて口づけをしているのかもしれない。(ブログの文章を書く途中で画像を見直すとそんな風にも見えて来た。)

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D これは捉え難いかもしれないが、波間の波紋を繋ぎ合わせると睡蓮の葉を眼とする頭蓋骨が見えて来た。肩・腕等も繋がっている。そしてその後ろに抱き付くもう一人の人。男女か親子か判らないが、親密な感情をお互いに持っている二人だろうと見た。

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E 睡蓮の葉を眼とする頭蓋骨がある。こちらに向かって這いつくばっている。その左手の下に睡蓮の葉を口とした子供の顔。背後に寄りそうもう一人の子供。家族が一緒に生贄になっている図であると見た。

これらと同じような隠し絵を今までに見た事があった。

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浅井忠 「小丹波村」部分図 

街道わきの小さな建物の手前に、子供をかばうようにして覆い被さる人。二人とも大蛇に噛み付かれているが、この人は笑顔で子供をあやしているように見える。

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ゴーギャン 「ファイヤーダンス」部分図

瀕死の女を抱き寄せる男、手前には肩を寄せ合う男女。

皆死から免れる事は出来ないのを知っているかの如く神妙であり、逃げ出す事をしない。

 

親子の愛情・男女間の愛が絵の中にこんな形で表されているのを時々発見する。 

また先の尖った物で蛇の眼を突く表現も時々見られる。 

これらが何の目的で描かれているのか(これらが奴らの弱点である可能性はある)は今後の調査で解明したい。