名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

都会は墓場

ビル街
ビル街 posted by (C)カール茅ヶ崎

東京あたりのビル街の俯瞰写真を見ると、それは墓場の墓石群に見える。

人間がゴミのようにウジャウジャいて、それぞれが外見だけを気にしながら男は必要以上に胸をそらしてそっくり返っているし、女は厚化粧でキレイな服を着て闊歩している。自然な姿では無いので嫌いだ。

墓石の様な均一的なビル・畑地を潰しまくる道路が、人間にとって最も必要な土を覆い隠している。だから人間も無機質にならざるを得ない。

僕も横浜でコンビニ経営を長くやり、都会の夜の若者の軽躁さを見、売れ残りの弁当等を中心に食べてきた事による思考の停滞を経験してきた。都会の隅の穴倉生活の中で立ち読み少年・暴走族・万引き・不可解なクレーム・従業員の不正等に対し、怒ってばかりいた。お金は貯まるが安息は無かった。

姉の影響で観葉植物を部屋の中で育て始め、父母が亡くなったことで僅かながらの農地が手に入った。そこで家庭菜園を始めたのだが、作物の生長を見る事に喜びを見出し、土地を借りて勉強もし、次第に野菜栽培にのめり込んだ。農業技術検定2級を取り、農業アカデミー新規就農者育成研修を経て「認定農業者」の資格を得た。

夏の暑さ・冬の寒さはつらい。農作業は体力的にもきついがストレスは無い。

「農家」と言えるようになって6年目で、年金の早期受給分を含めてやっと生活が成り立つようになった。今は化成肥料使用・農薬散布をする慣行農法だが、次第に有機的な農法にして行く。

体力がいつまで続くかが心配だが、病気になったり、体力が衰えて外に出られなくなった時は死ぬ時だと思っている。