虫に齧られて売り物にならなくなったコカブ。
大きく育った物ほどよく齧られている。全体の数パーセントだから気にすることは無いのだけれど、ちょっと悔しい。やはり種まきの前に土の中にいる虫の卵や幼虫を農薬でうまくやっつけておけば良かった。
株元にダンゴムシがいたから犯人はそいつか。
カブの葉の上にカブラハバチの成虫が1匹いたし、ホウレンソウの葉には黄色い卵が並べて産み付けられていたし、春はいろんな害虫が活動的になる季節だ。気を付けなければ消費者に好まれるキレイな野菜が作れない。
でもカブのまん丸い形は観ていると楽しい。虫に齧られた跡がちょうどいい位置に付くと、火星人の顔になる。
広い宇宙にはこんな姿の宇宙人がいるのかもしれない。「宇宙にはヒト以外にも生命体がいるのだぞ。」というメッセージがカブに表れたのかもしれない。・・・・などと考えたりする。
それと丸い形を見るとなんだかうれしくなるのは何故だろう。内側から膨らんで丸くなるトマトなども好きな野菜のひとつだが、球形の野菜・果物には、内から来る生命力の様なものを感じる。はちきれんばかりの生命力の具現化は、やはり究極の幾何学的形態である球形に行き着くのだろう。地球も月も太陽も、星は全て球体だ。