名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

オオタバコガにとってピーマンの中は母の胎内のよう

ピーマンの中
ピーマンの中 posted by (C)カール茅ヶ崎

オオタバコガの幼虫がピーマンの茎の辺りに穴を開けて侵入してきた。彼にとってこの中に入ってしまえばもうそこは天国である。栄養たっぷりの種が無数にあり、雨も農薬も入って来ない。卵は一個ずつ産み付けられるから、食べ物を奪い合う兄弟もいない。全てを食べつくすまで、十分成長するまでここにいればいい。幼虫期間は気温25℃で20日くらいだそうだ。(オオタバコガの幼虫は気持ち悪いので、絵では擬人化してあります。)

しかしピーマンを切ってみてその中を見てみると、種の塊がまるで天井に吊り下げられたシャンデリアの様で不思議だ。ちょっとSF映画で見たような異空間を見ることが出来た。

ピーマンの中は、人間が品種改良して皮を厚くして行く過程で空洞になったらしい。そこを狙って虫の方も安住の地を見つけてしまったのか。ヒトと虫との食糧の奪い合いは続いている。