名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

スイセンは「希望」の花

スイセン
スイセン posted by (C)カール茅ヶ崎

小田原の畑のスイセンが今年もまた花を咲かせている。黄色いラッパスイセンと言うのか。

兄嫁が植えた畑周りの花のひとつだが、このスイセンには毒があってニラやワケギと間違うといけないので、除草の都度刈り取って、球根もある程度掘り起こして地表に転がしておいたのだが、まだ地下に残っていたらしい。「追っても追っても付いてくる。ポチはほんとに可愛いな。」と言う気分になってしまう。(確かこれは尋常小学校の国語の教科書にあった言葉か。知っている人は少ないだろうな。)

営農の為に特定の作物を単一的に作ろうとしても、自然は無数の植物をそこに繁殖させようとする。植物は繁殖の為の戦略を持ち、懸命に生きている。農業はそれらのうちのどれを優位に繁殖させるかの技術でしかない。

雑草についてもそれを全滅させようとするのではなく、作りたいものが優先的に育つ環境を作って行けばいいと思う。完璧な除草を目指すのは意味が無い。

スイセンはギリシャ神話の自己愛の美少年「ナルキッソス」に由来する学名を持っているが、他に「希望」の象徴ともされている。阪神大震災の時、美智子皇后が被災者にスイセンの花束を手向けて励まされた映像がYouTubeで見られる。

畑の隅に咲いたスイセンは「希望」の象徴・「励まし」の花だと思いたい。