畑の生き物と共に

農園の生き物の事を絵日記風に書いてます。自身も土と共に生きたいと思って転職した中年農業5年生。

ソラマメはさやの中でぐっすり眠る

そらまめ
そらまめ posted by (C)カール茅ヶ崎

ソラマメを二つに割るとマメがさやのベッドの中で眠っている。綿で出来ているようなふわふわのベッドだ。マメの頭(お歯黒)はまだ初々しい薄緑色で、さやに通る管につながっていて、まるでへその緒で繋がっているようだ。大事に大事にされている赤ちゃんのようだ。

ソラマメはアブラムシが付きやすくその防虫が大変だ。また収穫した先から急速に鮮度が落ちてくるので早く調理して食べなければならない。収穫したらすぐ消費者に買ってもらわなければならない。売値が高いのはその2つの理由によると思う。

 

キヌサヤエンドウやスィートコーンもそうだ。完熟前に若採りで食べる物だからだ。若採り野菜をその日のうちに食べられるのは農家の贅沢な幸せだろう。

 

ソラマメを食べると元気になれるから好きだ。作物一株の栄養分が豆の部分に凝縮しているからだろう。茎や葉はもう役目を終えて来て、ひたすら豆の部分に次の命を託そうとする。そこを人が横取りして食べてしまう。なんだか申し訳ない気がする。

今年は一部分を完熟豆になるまで残し、種採りして10月にまた種まきする予定。だから子孫は残してやるぞ。