絵は、明治西洋画の画家「浅井忠」(あさいちゅう)の油絵「農夫とカラス」を模写して少し変えたもの。
今の自分の心境と似ていると思った。
農夫が畑に種を播く。撒いたそばからカラスが種をついばむ。奥の方でカラスを追う人だと思うが、それが見える。手前の農夫は、カラスに種を食べられるの知ってか知らずか無心にひたすら種を播く。
宮原南の畑は、セイタカアワダチソウの茂って荒れたのを全て刈り取り、根を掘り出し、処分し、肥料を入れて耕耘機で耕し、すぐに耕作が出来ると思っていたが、そう甘くは無かった。今はそこは全面スギナに覆われている。
地下にスギナの根が張り巡らされていて、一回除草剤を撒いたのだが根絶できなかった。もっと濃い除草剤をたっぷり撒く予定でいる。
そこには7月中旬くらいに黒ダイズとニンジンを種まきするのだから、もう時間が無い。
農家は自分のした仕事が全て給料となって帰ってくるわけでは無い。仕事が無駄になる事が多い。鳥等の獣害・虫による被害・天候不良による不作などがある。草刈りをあまりに完璧にやっても無駄がある。自分の思った通りの収益に繋がらない。有機的な生き物を相手に生計を立てるという事の難しさを考えさせられる。