名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

モネ 「キャピュシーヌ大通り」等 それが見える事はウソではない。

美術館に保管してある芸術作品において、表現された事物は現実にある事物をそのまま忠実にコピーした物では無い。絵画においては三次元の自然・人物等を二次元に写し取った写真のような物では無い。絵画作品の中に表された自然・人物等は作者が表現したい物をそれを用いて描き表わす為の、いわば媒体でしかない。自然は自然そのものではなく、人物も人物そのものではない。作者の脳内を経由した別物である。

時に名画の中に作者の意図する、作者の脳内の画像が透けて見える事がある。絵の中の事物を事物であると認識せず、ただ素直に受け入れると見えて来るものがある。絵の全体図において、画面いっぱいに隠されている物が見える事がある。大抵の人は生まれてから一度もその教育をされたことが無いので、見える事は無い。親から、学校から、受けて来た教育が身に染みている人ほどそれは受け入れ難いだろう。洗脳を捨て去って無垢な境地に近づいた人だけにそれが見えるのではないか。

今回はモネの作品を観ながら、作者の脳内画像を透かして見てみたい。元の絵をコントラストを強めにし、小さくして全体図を捉え易くし、目を細めて見た時のようにぼかしを入れたりしてみた。僕の描くイラストのように見えたならば成功である。

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クロード・モネ 「キャピュシーヌ大通り」 1873年 ネルソン・アトキンス美術館(カンザスシティ)

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雪の大通りを俯瞰で見て描いた絵だが、空から並木にかけて、何となく輪郭線で区切られた部分があるようには見えないだろうか。上図右のイラストのような巨大な蛇の頭が見えると思うのだが。透明の存在が現実世界に現れ始めた時のように、故意に半透明に描かれているような・・・・。大通りの雪の道が白い人の形になって見えたりする。その人は巨大な蛇の口先にあり、喰われてることを表現しているようである。

つまり普段異次元空間にいる巨大な蛇型生命体が、人間と言う有機物を摂取するために現出した。その時の光景を隠し込んである。普通常識的な教育を受けた人には見えないように巧みに隠してある。

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「サン=ドニ街 1878年6月30日の祭日」 1878年 ルーアン美術館

祭日に窓から三色旗を出して祝う大通りの人々。この絵にも隠されたこの世の支配者が浮かび上がる。

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画面の上半分、空と旗の表現の中に、微妙な線で繋がって浮かび上がる巨大蛇の姿が有る。画面下半分に、そいつに喰われる人間の姿が僕には見えるのだが、これには違う意見の人もいるかもしれない。

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「ギベルニーの森の中で」 1887年 ロサンゼルス郷土美術館

森の中で絵を描き、読書をする姉妹。教養のありそうな清楚な女性二人の絵にしか見えない。しかし騙されてはいけない。画面を大きく見るとまた別の物が見えて来る。

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右のイラストのような、巨大な蛇の頭が隠れていた。向かって左側の女性の足元には裸の人間がうつぶせている。蛇に喰われる人間であろう。

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「ギベルニーにて、朝霧」 1897年 ノースカロライナ美術館

早朝の湖に発生した朝霧の様子を水面に映る対岸の樹々を、また側面の樹々を用いて美しく描いてある。後の「睡蓮」の連作に繋がる水の表面の光景。水蒸気さえも感じられる。

しかしこの絵の真ん中にも蛇の頭が・・・・。

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右上から降りて来る大きな蛇、左から降りて来る少し小さな蛇、二匹の頭が真ん中で重なり合っている。蛇の頭の形は流線型を成して膨らんでいるのが特徴である。画面下端には、人間の身体らしき形が見て採れる。

水平線の上と下に別の大蛇が二匹見える人もいるかもしれない。画面向かって左側の緑色部分がこちらを向いた蛇の正面顔に見える人もいるかもしれない。名画の中の隠し絵は、色々な見え方が出来るように組合わさっている。

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「花の合間の二婦人」 1875年 プラハ国立美術館

二人の婦人が緑の大蛇に巻き付かれ喰われている。

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花に埋もれて婦人が見付けにくい。右の婦人は頭だけ、花から出している。左の婦人は横向きの身体だけ、顔さえはっきりとは描かれていない。

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丸い花の形はそのまま大蛇の頭である。その胴体は婦人二人を巻き込んで後ろに向かい、その後上方に向かっているのか。蛇の頭の上の黄色いのは蛇の模様であるから、それが上方に向かって続いていると言う事はそうだろう。

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「日傘を差す女」 1875年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー

この絵は少し前に調べた。背後の空の中に正面を向いた巨大な蛇の顔がある。

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婦人と少年を白抜きにしたり、全体を明るく変更してみたりすると見えやすくなる。婦人の背後に巨大な、ゴジラにも似た怪物の顔が見えて来る。

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この怪物の口の辺りにちょうど婦人の下半身が来る。婦人の下半身は別の人間の身体で組み立てられており、皆手足の先が切られてその断面を見せている。背後の巨大な

化け物は人間たちを喰っている途中である。

 

僕の描くイラストとは違うように見える人もいるだろう。でも絵の全体図の中に大きな面積を占めて化け物蛇がいる事を認めてほしい。それを何度も見る事で、時間を掛けて見る事で、さらに確信が持てるようになるはずである。

誰が何と言おうとも自分の目を信じる事である。