名画の中の人喰い蛇

美術館にある名画には蛇の隠し絵がある。その蛇は人間を喰っている。

クリムト 「死と生」 絵画の主要テーマは常に同じ=人食い蛇による人間の支配

最近の絵画も見ておきたい。今回はクリムト1862年、帝政オーストリアに生まれた画家だから、ノルウェームンクと同じ頃の人。没後100年経っているから著作権に関係なく画像を載せられる。

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グスタフ・クリムト 「死と生」 1915年 レオポルド美術館(オーストリア

縦180.5cm×横200.5cmと結構な大作である。

画面右側に老若男女9人の人が団子状になって描かれている。左側にそれらの人を見つめる死神。やたら胴が長く何やら赤い物を持っている。一般的な死神の特徴である「三日月形の鎌」は持っていない。

人間たちの中で一番目立つ位置に壮麗の男女がおり、折り重なって泣いているかのようなポーズを取っている。その周りに赤ん坊から老人までが輪になって配置されている。人生そのものが一つの輪になって繋がっているかのようである。人間の生老病死を左の死神が制御している事を示す絵と思える。

しかし人々は何故こんなに団子のようにまとまっているのか、死神の服がキリスト教の十字架模様なのは何故か。

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この絵をしばらく見ていたらこんな風に見えて来た(上右イラスト)。

人間の塊が全体で骸骨っぽい顔に見え、その口に何かを咥え、むき出しの歯で噛み砕いている。「絵の中の人物は小さな人間を喰う巨人族」と言う原則をそのまま表しているようだ。

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人々の表現は誇張・変形が大きい。男の筋肉・赤ん坊の胸の膨らみ等はどうしてこんな表現になったのか理由が分からない。画面全体に散らばるカラフルな色彩・装飾文様はなぜそうなるのか、鑑賞者の目を楽しませる為か。画面右は「生」を表現していると思われ、確かに人生には色々なことがあってそれを具象化するとしたらこんな色・模様になるのかもしれない。ここの9人の顔には人生の喜び・哀しみ・苦しみ等が現れている。

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抱き合う男女。拡大して良く見ると、単に「人生の悲しみに打ちひしがれて抱き合う男女」ではない。身体そのものが巻き付く大蛇で出来ている。その蛇の口先には小さな人間の姿が見える。人生の悲しさは蛇に喰われる悲しさであるとこの絵は言っているかのようである。

人生は思い通りには行かない。自分の力の無さが悲しい。どうにもしようが無い事が多すぎる。自分がなぜ生まれて来たのか、死んで何処へ行くのかさえ知らない。ただ産まれ子孫を残して死んで行くだけの人生なのか。無知・無能が悲しい。そんな悲しさの原因がここに描かれている。「人間は蛇(型生命体)の餌にすぎない」のだと。

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赤ん坊の胸が異様に膨れているのはここに同じ色の大蛇の頭があり、この子に喰い付いているからであろう。この赤ん坊の目は既に死人の目である。大蛇の頭も赤ん坊の身体も過去に食べた人間が透けて見えている。

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画面中央上部に位置するこの女の顔は何を語っているのか。

目が異様に見開かれている。口の中に何か赤い物が入っている。手に持っているのは小さな人間であり、それを口に入れているらしい。

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 死神の顔。ここでもあらゆる箇所で、蛇の人喰いが見える(一見では見えないが10分、20分と見続けていれば次第に見えて来る。頭の中で視点を変えながら別の画像を探るのは疲れる作業だが・・・・)。手に持つ赤い杖でも蛇の人食いが見られる。

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全体で見ても結局蛇の人喰い画像である。抱き合う男女の大蛇が迫っている。さらに後ろの洞窟の壁も逆U字型に回り込む大蛇である。反対に左側からも同じように大蛇が回っている。死神の身体はこの大蛇に巻かれる二つの人体で出来ている。

死神の服が十字架模様なのは、人々をキリスト教で騙して支配している事を示しているのだろう。

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別の見方をするとこうなる(上右イラスト)。あちこちで人間がセックスをしている。同時に子供を産んでおり、その子供もすぐに大きくなりまた子供を産むと言う連鎖が出来ているようだ。右側の9人の人物の顔もそれぞれ隠し絵の人間の画像の尻や脇から生まれ出ているらしい。

抱き合う男女はそれぞれの身体が上下逆さまになっているらしく、尻が肩になっており、そこから生まれ出ている子供が男女の頭に見えるように描いてあるようだ(まだはっきりとは隠し絵の形がつかめてない)。

 

蛇神に指図されてこの画家はこんな隠し絵を秘めながら作品を描いた。こんな非情な蛇神に打ち勝つ方法が絵の中に隠れているはずである。あるいは戦いで無く、自らをより高い次元に持って行く方法が隠れているはずである。まずは奴らの存在を白日の下にさらしたい。