名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

黒田清輝「舞妓」 やはり喰われている

「e国宝」と言うサイトを発見してから、日本の名画を最近よく調べている。

今日は明治日本の美術界をけん引した画家、黒田清輝の作品。

以前同じ作者の「湖畔」で絵が蛇で組み立てられている事や人物の指が三本である事を示した。

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黒田清輝 「舞妓」 1893年 東京国立博物館 重要文化財

鴨川の流れを背景にして若い舞妓が窓辺に腰かけている。紺や赤その他色とりどりの柄の綺麗な振袖を着ている。何事かを告げに来た少女の方に顔を向けている。右手は後ろの手すりを、左手は窓の桟を掴んで凛とした表情である。次の仕事でも入ったのであろうか。川の水面、着物の鮮やかさ、女の引き締まった顔が光を浴びて気持ちの良い作品である。何の違和感もない。

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肌に張りのある美人ではあるが、拡大してみると顎のあたりがちょっとおかしい。顎が出すぎている。舞妓さんの白塗りのおしろいが顎の部分にだけ施されているのか、逆光にしてはそこだけ白く抜けているようである。休憩しているときの舞妓さんは顎以外のおしろいをふき取ってこんな感じになっているのか。いや逆に口や頬が赤すぎるのかもしれない。顔が赤く汚れているのか?

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このカラフルな着物は蛇で出来ていた。直径10センチ前後の大蛇が女の身体にまとわりついて着物に見せている。帯の所も白い大蛇が巻き付いているのである。首、手その他あちこちにある赤い色は血の色である。顎の白い線は白蛇が張り付いていたらしい。

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女の左手拡大図。蛇の頭を掴んでいる。それともか蛇に手のひらを齧られて血を流している。窓ガラス越しに見える着物の袖は袖では無く蛇の顔である。蛇がこちらを覗いている。手首の下に血の色が見えるのでここで切断されているかもしれない。

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この少女、存在感が希薄である。若い舞妓を主人公とした絵の中の副次的な存在だからそれなりに雑に描いているのだろうか。

よく見ると髪から顔から着物まで全て蛇の形成物である。少女と言う人間を描いてあるのではなく、蛇神の形を形成するためにそこに置かれた物であろう。上図右のイラストで半透明の蛇神の輪郭線を辿ってみたが、その蛇神の表現の為にあるようである。

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女の腰の横に座布団のような物が置かれているが、これは奥の桟と合わせて人間の身体の一部だろう。

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女の足のあたりに横たわった青白い物は人間の足であろう。上図のイラストの様に見たがどうだろうか。女の両足の間に見えるのは赤い腰巻ではなく、大量に流れ出ている血である。何故そう見えるのかと言えば、その肉片の上や横に大蛇の口が付けられているからである。大蛇が喰い付いている先にあるのは人間の肉と言うのが今まで見てきた中での定番表現である。

その他女と少女の間にも人の手のような物が見える。とすると窓辺の桟の所の肉は手であるかもしれない。舞妓の失われた両手両足2本ずつが隠れているとすればこの4つだろう。

ただ画面左下の足の上に手のような物がもう1本見えるのだが、これは違うだろうか。そこには大蛇の頭があるだけかもしれない。

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画面全体図とそのイラストである。絵の中の人物は全て蛇で組み立てられているが、大きく大雑把に見るとまた別の物が見えて来る。舞妓の身体・少女の身体・障子の桟・後ろの川等にまたがって画面を横切る蛇神の姿が見えて来る。それは必ず空から降りて来る。そして生贄の人肉のある所に口を持って行き・・・・喰う。

この絵でも生贄の供物は画面左下に集められている。

蛇神は人間を喰うとき必ず手足を千切って呑みやすくしてから呑み込むらしい。名画の中の生贄の人間は大抵手足は根元から切断されているし、首も切られている。生のまま大体円筒形の部分の肉にしておいてから呑んで時間を掛けて消化するらしい。蛇族だからそんな喰い方になる。人間が家畜を喰う場合だったらもっと原型が分からないくらいに切り刻んで火で調理してから喰う。種族が違うから喰い方も違う。