西洋絵画が好きだが、日本の絵画もたまに見たい。
2千円札の絵柄にもされた「鈴虫」の帖。光源氏が息子夕霧の笛の演奏に聞き入り、その眼の前に不義密通の子冷泉院が同席している場面が描かれている。柱の背を持たせているのが中年になった源氏だという事である。
貴族と言うのはレプティリアンであり、庶民がいくら飢えても知らん顔で優雅に生活していたらしいから嫌いである。源氏はプレイボーイであちこちの女に手を出しまくって、天皇のお妃にまで子を産ませる等の悪事を働いた男である。その男の物語が日本の誇る代表的文学作品となっているのはどういう事か。不義の子との同席場面を紙幣に印刷すると言うのはどういう事か。
理解に苦しむがそれはさておいてこの絵のことである。この絵巻は紫式部が物語を描いてから100~150年後に描かれたようである。
夕霧の笛の演奏場面。大きな蛇がうじゃうじゃいる。画面右上の雲と月を描いてあるらしい所から縁側の木の床にまで大蛇が這って来ている。手すりに掛けられた布も着ている着物も全て蛇で出来ている。男の手・顔も蛇で出来ているようである。900年も前の日本の絵画にも現代の世界中の絵画と同様の表現がされている。隠し絵で人間を狙う蛇を描くのも画面中を蛇で形作るのも同じである。
夕霧の拡大図。髪の毛・顔が蛇で出来ているのはかろうじて分かるが、この手は何だ。右手の指はどうなっているのだ。6本指に見える。どれが本当の指で、どれが張り付いた蛇なのかが分からない。手の平に入った縦線もおかしい。これはおそらく笛の演奏に協力している蛇がたくさん張り付いているに違いない。右手の後ろにも蛇が数匹いるがこれも指使いを助けているらしい。口の真ん中から白い小蛇が飛び出していて、こいつが笛を吹いているのだろう。
源氏にも右上から大蛇の集団が迫っている。着物も大蛇であり、源氏を大口を開けて食べようとしている。人を喰う蛇をその後ろの大蛇が呑み込んでいて、それをまた後ろの大蛇が呑み込んで連結して着物に見える様になっている。
柱では上から蛇が降りて来ていて、大蛇が連結している。この表現はネーデルランドの16世紀のブリューゲルの絵「怠け者の天国」の中の樹の幹の表現方法と全く同じである。400年違うし場所も違うのに全く同じという事は、同じ作者が何百年も生きて世界に君臨し、画家たちに描かせているとしか思えない。
不義密通の子冷泉院。大蛇に囲まれている。着物を形作る蛇の輪郭がカクカクとして、ピカソの「アヴィニョンの娘たち」に描かれた大蛇を思い出す。
手すりも蛇で出来ている。左下の角材が交差した所の釘の頭かくしに黒い六芒星がある。これは手すり全体が大きな蛇であり、その眼としても使われているのではないか(左が頭)。
画面右下の縁の下のの表現。蛇が大量に蠢いている。
上図左が今使っているネットで拾った英語で書かれた所の画像。中央が昭和23年の雑誌から転載されたらしい画像。どちらも画質調整したが、微妙に違って見える。光の当たり具合のせいだろうか。
左の写真では手前に宇宙人が4人ほど顔を見せている。髪の毛のない丸い頭・尖った口、法隆寺の粘土像にも似た爬虫類人が並んで見える。
真ん中の古い写真では手前はそんな風には見えず、そこは蛇の顔がたくさん並んでいる。またその上に大きな恐ろしげな眼を持った怪物の顔が見えている。
両方の写真を合せて見て、イラスト化したのが上図右。怪物の顔もよく見ると上から下がって来る蛇がそれに見えている事が分かった。
いわゆる一般的な宇宙人の姿も、怪物・妖怪・悪魔の姿もこんな風に蛇が集まって形作っているのではないか。