「生誕150年 横山大観展」と言うのが東京国立近代美術館で開催中だという。
「無我」と言う作品が確か教科書に載っていたのでその名前は知ってはいたが、今回本人の写真をネットで調べて初めて見た。明治元年から昭和33年まで生きた人という事だが、その写真はおぞましい蛇でいっぱいだった。今回はこの写真を調べた。
Wikimedia Commonsで見つけたこの写真は、胸に文化勲章をぶら下げているから昭和12年のものと思われる。背景に巨大な蛇がいる様子でこれはいつも通りだが、何よりその頭に不可思議なコブの様な物がたくさん載っている。拡大してみるとこれはそれぞれが白っぽい蛇の頭である。着物の衿あたりにも肩から垂れ下がった蛇が見える。
左が顔部分の拡大写真、Photoshopで暗部をレベル調整した。それをイラスト化したものが真ん中。頭に蛇が乗っているだけでなく、髪も顔の皮膚も全てが蛇で出来ていた。Art Rageで拡大しつつ蛇の輪郭・両目を辿ってみた。両眼の上下瞼・眉毛・両耳・頬・顎の膨らみ等、蛇が横になったり、正面の顔を見せたり、別の蛇を咥えて連結したりして巧みに顔の筋肉を形作っている。美術作品と全く同じ手法だ。
着物方(上図右のイラスト)も蛇で満ちている。勲章の紐にまでうっすらと蛇が首から下がっているのが見えた。
美術品でも今日の普通の写真でも蛇で画像を造る技術があるのだろうか。Photoshopの高度に進化したものを使って作品化しているのだろうか。
一枚の写真だけでは心もとないので、もう一枚見る。
これはWikipediaにあった写真で、1952年とある。昭和27年だ。昭和33年に亡くなるからその6年前、84歳とは思えないくらい若い。何かの酒の席でのワンショット。頭の後ろに黒っぽい巨大な蛇が迫って来ている。肩から蛇が垂れているのが見える。
拡大して画質調整。こんなに蛇がはっきり見えているのは初めてだ。真ん中にイラスト化した。まず眉毛の上、眉間の辺りに不自然な膨らみがありそれが蛇で、眼が付いているのが分かる。両頬から細い蛇が下に向かって垂れていて、口の横を通って顎、さらに首にまで繋がっている。口髭も唇ももちろん蛇で、口の中から跳びだして来ているものまでうっすらと見える。細かい所は見えないが、歯の一本一本にも蛇の眼が付いているようだ。向かって右の黒目はちょっと形が崩れているのか人間のものには見えない。
右は着物の部分のイラスト、やはり蛇が肩からたくさん垂れ下がっている。
蛇がたくさん見えるのは、どうやら写真加工のせいだけでは無いらしく、実際の大観爺さんそのものが蛇で出来ているらしい。いわゆるレプティリアンと言うやつだ。酒が入ってちょっと油断して左の目玉を担当している蛇が仕事をさぼって、変な風になってしまった、すなわち左目がシェイプシフトしていると言うべきか。
蛇の集合体レプティリアンが首から文化勲章をぶら下げるとその文化勲章の紐まで蛇で出来ているように見えるのは不思議だ。映画「ゼイ・リブ」にあったように、醜悪な見た目のレプティリアンにある種の電波を当てて表面の見え方を変えているのだろうか。スカイツリー・東京タワーその他の電波塔が破壊された時、僕の描いているイラストの様な本当の姿が見えるのか。