名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

エジプト壁画と宇宙の絶対原則

ツタンカーメンの副葬品展がアメリカで開催されるとかのニュースを見た。他にエジプトの壁画が新たに発見されたともあった。そちらの画像に蛇が見えたので今回はそれを調べる。

ギザ西方で「豊穣と安産の女神ハトホルに使える巫女ヘトペト」の為の墓が今年発見された。その内部に保存状態が良い古代エジプトの壁画があり、当時の生活が知れるとか言っている。

エジプト壁画1
エジプト壁画1 posted by (C)カール茅ヶ崎

左が発表された写真。右は墓の内部で写真を撮る女性。黄丸で囲んだのが左の絵の部分。確かに真ん中に生贄用と思われる牛がいて、下に煮炊きをする茶色い人がいる。左に白い人が調理済みの物を神にささげているような絵だ。右に楽器を演奏する人もいる。

この絵の背後の壁のシミの様な所に精巧な蛇の顔が何体も見える。7世紀、日本の聖徳太子の時代の「高松塚古墳壁画」と全く同じ描画が4000年以上前の古代エジプト壁画に見られた。

エジプト壁画2
エジプト壁画2 posted by (C)カール茅ヶ崎

写真では上下二段が写っているのでまず上の段。上図は画質調整した物。僕には下のイラストの様に見える。蛇の顔が重なって、目が隣り合わせの蛇に共通だったり、大きな蛇の中に小さな蛇がいたりするので違った顔に見える事もある。絵の人物の周り、牛の周りに蛇が集まって来ていて口をその人物に向けて開けている。いつものパターンだ。4000年以上前も今現在も描画の表現方法は全く変わらない。人や牛を食べる蛇はその後ろの蛇に食べられている。

エジプト壁画3
エジプト壁画3 posted by (C)カール茅ヶ崎

今度は下の段。巨大な蛇が人間の後ろに必ずいる。下の方にも小蛇がいる。

エジプト壁画4
エジプト壁画4 posted by (C)カール茅ヶ崎

下の段左手の巫女は牛の肉を神に捧げているのだろうか。巫女が両手で掲げる斑点模様の布に包まった(?)胎児の様な形をした物の後ろには巨蛇が大口を開けている。これは人間の赤ん坊ではないのか(黄色丸印)?

下段中央、少し奥まった所にいる茶色い男の手先、何か人間の足の様な形が見える(黄丸)。右手先真下の白い物、煮炊きで出た白い煙では無く、指が五本ある人間の足があって足先が上に向いている。三本ほどアユのあぶり焼きのごとく串に刺してあぶっている様に見える。男が手に持っているのは炭とかではなく、黒い蛇の頭で、その胴体も左下に続いているのが薄く見えている。黒蛇に人の足を喰わせている。右の方の足はもう指が一本しか残ってない。

エジプト壁画5
エジプト壁画5 posted by (C)カール茅ヶ崎

下段中央下の黒人二人で看ている四角い火桶の中に骸骨に見える物を見つけた(黄丸)(後で気付いたが黄丸の左にももう一つ骸骨があるようだ)。この火桶の中、炭に見えるのは黒蛇、煙に見えるのは白蛇。小さな蛇どもが先を争って人を喰っている所だと思う。頭蓋の小ささから子供の物だろう。

下段右手の楽器奏者。剥落が大きくてよく見えないが、ここには二人の人間がいる。奥にヴァイオリンかチェロの弓の様な物を持った男、手前にその弦を押さえている人。手前の人の姿勢が良く分からない。前かがみになって両手を曲げたまま弦を押さえているらしいのだが、頭と思しき所がすっかり剥落している。後ろの男の顔のすぐ前には男の顔以上に大きい蛇の頭があるので、あるべき位置に頭が無い。

黄丸の部分に白い人型が見えるがこれが弦を押さえている人の上半身か。確かにこの白い人型の上下に三匹以上の蛇がいて皆この人型に口を付けている。既に切断されて喰われている?

あまりに凄惨な場面なので発見者はわざと剥落させてごまかそうとしているのか。

この壁画は巫女が神に生贄を捧げている場面を描いているには違いないが、その生贄は牛だけではなく人間もである。

上段牛の前の黒人は片手を牛の口の中で喰われ、片手を蛇に喰われている。上段左の黒人は生きているとは思えないし、牛の尻のあたりにいる巫女は既に人の形をしていないほど損傷している。

この「墓」は、生贄の現場ではないのか。そこに描かれた絵には宇宙の絶対原則「強い者が弱い者を殺し、喰う」が表されているのではないか。