名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

牛の災難

牛
posted by (C)カール茅ヶ崎

上野動物園のパンダ人気、動物園での動物飼育、家畜生産農家の存在、獣肉食文化、これらは何か根本的な所で間違ってはいないか。

高村幸太郎の「ぼろぼろな駝鳥」という詩が、確か中学校の教科書に載っていたのだったか、覚えている。

「何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。

動物園の四坪半のぬかるみの中では、

脚が大股過ぎるぢゃないか。

顎(くび)があんまり長過ぎるぢゃないか。

雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。

腹がへるから堅パンも食ふだらうが、

駝鳥の眼は遠くばかりみてゐるぢゃないか。

身も世もない様に燃えてゐるぢゃないか。

瑠璃色の風が今にも吹いて来るのを待ちかまへてゐるぢゃないか。

あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆まいてゐるぢゃないか。

これはもう駝鳥ぢゃないぢゃないか。

人間よ、

もう止せ、こんな事は。」

駝鳥では無いが、小さい頃実家で一次期牛を3頭ほど飼っていたのを思い出す。幅5メートルくらいの狭い牛舎に縄で繋がれ、歩くことも出来ずに毎日乳を搾られていた。牛の目を見るといつも狂ったような目玉をしていて、僕は怖くてあまり近づけなかった。尻のあたりは常に糞便が付いていて、ハエがブンブン飛んでいた記憶がある。

今考えてみると狂った眼をするのも当然のことかもしれない。身動きが出来ない状態で飼育され、子供を産んでも取り上げられ、強制的に乳を搾られ、オカラか何か分けの分からない物を毎日食わされ、最後には撲殺され切り刻まれて肉を食べられる。

You Tubeで食肉獣の殺処分から加工処理の映像が見られるが、牛・豚・鳥ともひどい扱いだ。動物にも心があり、感情があるとしたら(たぶん間違いなくあるだろう)どうだろう。

近年獣肉を食べる事を出来るだけ控えている。ただどうしても美味しいと感じてしまって完全な「ヴィーガン」(菜食主義者・・と訳していいのかな)にはなれない。

 

地下には悪魔の巣屈があって、人間を(特に子供を)食しているらしい。人間を飼育し、子を産ませ、または地上からさらってきてその食卓に置くという。人間が地上で家畜にしている事は、悪魔に教わった事だろう。