研修先農家の母屋の端にトイレ小屋がある。そこで用を足していると小屋の中で一羽の鳥がバタバタしていた。一つしかない入り口から入ったらしく、反対側のガラス窓にぶつかっては休みまたぶつかっては休みしていた。たまたま床に置いてあった紙袋の上にとまった所を写真で撮って絵にしてみた。
こいつは、去年うちの畑のブロッコリーの葉を食い荒らした奴らの仲間らしい。ネットの図鑑で調べると「ヒヨドリ」で間違いなさそうだ。(鳥の区別はあまり詳しくは無いので最初分からなかった。)
透明なガラスという物が鳥には理解できないらしい。
鳥は確か恐竜の末裔だと聞いている。恐竜の一部が空を飛び始め、地上の恐竜が何等かの原因で滅んだ後も羽毛を持った種が生き延びたのだと聞いている。だから鳥の首の動きはトカゲの様なカクカクとした小刻みな物なのだろう。冷血動物だから寒い空の上でも平気だ。
一度は地球上で主役を務めた恐竜の後継者にしては、ガラスにぶつかるというのは頭が悪いと思う。
もし恐竜が滅びず、地球の支配者になっていたとしたら、今頃もっと知能を発達させてヒトの作った世界よりもいい世界にしたのだろうか。自然を大事にし、自然と共に生きていくといった事が出来ただろうか。