名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

サトイモの根のたくましさ

サトイモ掘り上げ
サトイモ掘り上げ posted by (C)カール茅ヶ崎

研修先でも、借りている自分の畑でもサトイモの掘り上げをしている。サトイモは、じめっとした土の所に出来るから、数が多いとスコップで掘り上げるのも大変な作業だ。土が重い(ただサツマイモのベニアズマのように茎から離れた位置に出来るのでなく、茎の下にまとまってイモが出来るだけましだ)。

絵に描いたのは自分の畑で出来た、たぶん「土垂れ(どだれ)」という品種で、茎の下の親イモに小イモが、小イモの先に孫イモが出来る。各イモからたくさんの根が出ていて、この根が土をしっかりとつかんでいる。

研修先の畑にはいろんな品種が植わっていて、「石川」・「蓮芋」・「海老芋」・「八つ頭」とそれに加えて確か「土垂れ」・「赤芽」もあったと思う。それぞれイモの形・付き方・茎の色・根の生え方が違う。研修先のイモの掘り上げは全て終わったわけでは無いので完全な比較が出来ないのだが、今まで掘ったイモを見てサトイモという作物の根の多さに感心している。

3ミリくらいで長さ15センチくらいの太くて丈夫な根が無数に生えている。それが土をわしづかみするように抱え込んでいる。土から養分や水分を力強く吸い上げそうだ。サトイモは稲作が始まるよりも古い時代からこの国にあるそうだが、この根の姿のたくましさに日本の食文化の一役をこの作物が荷ってきた秘密を見たような、そんな気になる。水を集めて溜め込む葉茎の形も併せて、つくづくたくましい作物だと思う。

大地にしっかり根を張ってたくましく生きたいものだ。