名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

樹のような雑草シロザ

シロザ
シロザ posted by (C)カール茅ヶ崎

研修先農家では草刈り作業が続いている。タマネギの次はサツマイモのつる下の除草だ。サツマイモは夏にもやったが、ここは時期をずらして植えた別の場所だ。残暑が長引いたのでここの雑草も盛大に伸びている。

中でも絵に描いた「シロザ」。こいつがサツマイモの通路の所々に生えている。1メートル2~30センチくらいに伸びている。夏には全体で10センチくらいの可愛い草だったのだが今では茎が直径2センチの太さの樹のようになっている。

こいつの葉は、最初に出た下の方は丸っこいが、成長につれて上の方に行くと縁がギザギザの形に変わる。最初可愛いと見せかけておいてすぐに巨大で強固な、刺々しい葉の樹に豹変する・・・・。(まるで乙女が歳を経ると・・・・?)

草刈り鎌を力いっぱいふるっても刈り取れない。固くて茎に切れ込みが出来るだけ、何回も鎌を当ててやっと倒せるほどだ。

農園主は茎が3センチくらいになったこれを杖に仕立てて集めたりしている。足の悪いおじいさんに使ってもらうとか言っていた。

農園主はこいつを「アカザ」と言っていたが、正確にはアカザ科の「シロザ」のようだ。「シロザ」は「アカザ」の変種でもあるというから、アカザと言っても間違いなさそうだ。

シロザは昔や戦時中は食糧となったと言う。同じ畑に生えている「スベリヒユ」にしても、芹沢の畑の「ヨモギ」にしても、自生している雑草の中にも食べられるものがある事が分かってきてうれしい。

 

食べる時はもっと若くて柔らかい時、同じアカザ科のホウレンソウと同じようにして食べるそうだ。