トマトに肥料をやりすぎた。葉ばかり茂る・茎が太い・茎にメガネが出来る・花房の先に葉が出る・・・・皆窒素過多の症状だ。大きくなりすぎてちょっと化け物のようだ。
定植前、1㎡当たり牛糞3kg・米ぬかボカシ300gくらい入れたのだが、施肥計算も何もせず、適当にやったのがいけなかった。まだまだ素人だ。
実付きの悪い樹が多い。
先日の台風で軒並み倒れて下の方の葉や実がダメになったのも、地上部が大きくなりすぎて重くなっていたせいがあるだろう。
幸い収穫が出来ている。上の方は花がたくさん咲いている。
株下にバジルとニラを植えてあるので、また新たに株下にコマツナの種を播いてそれに肥料を吸わせる。脇芽を取らずにある程度伸ばしておいて肥料を消費させる事で樹が安定するのを待つ。
来年は施肥を正確にやろう。
トマト露地栽培の場合、窒素・リン酸・カリの施肥量は定植時10アール当たり15・25・15kg。牛糞たい肥を2t入れる場合は窒素量を4kg減らして11kgとする。(これを作付け面積4アールとするとそれぞれの数値を10分の4とする。)
定植後1か月後に追肥として窒素3・カリ3kg(の10分の4)。
2か月後に2回目の追肥、窒素2・カリ2kg(の10分の4)。
15:15:15の「IB複合燐加安555号」を基準とする場合は、それを100kg・牛糞を入れず、熔燐(リン酸分20%)を50kg入れる。(10アールの場合はその10分の4)
リン酸は、米ぬか(リン酸分4.8%)・バットグアノ(リン酸分23.0%)・骨灰(リン酸分38.5%)を使っても良い。
リン酸・カリは圃場に蓄積されやすいので、施肥量は窒素に合わせ、リン酸・カリの量は正確でなくても良い。
全て農業学校で教わることだが、どうも算数と化学は苦手で頭に入りにくい。