柿の樹の消毒をしてきた。
カキノヘタムシガ等の防虫にスミチオン乳剤1000倍を散布したのだが、ついでにカボチャ・イチジク・ウメにも同じものを撒いてきた。
早朝なのでカボチャの花が満開で、ミツバチたちが何十匹も受粉作業中だった。一つの花に3匹くらい入っている所もある。そこへ撒いてきた。
スミチオンはカボチャに登録があるので安心して播いていたのだが、後になって農薬瓶の説明を読むと・・・・
・ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
○ミツバチの巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合は使用しないでください。
○受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけてください。
○養蜂が行われている地区では都道府県の畜産部局と連絡し、ミツバチの危害防止に努めてください。
と書いてある。受粉協力者に危害を加えてしまったかもしれない。
スミチオン乳剤の主成分は「MEP」と農薬便にある。調べてみるとそれは慣用名「フェニトロチオン」とある。ミツバチ失踪の原因の一つとされる「ネオニコチノイド」とは違うが、昆虫の神経を傷つけるらしい。
花の中に頭を突っ込んでいたミツバチ達に上から散布すると、彼らはすぐ飛んで逃げたが、今頃どうしているか。申し訳ないことをした。あとで復讐されるかも知れない。(受粉してくれない事がミツバチの復讐だろう。)
カボチャのウリハムシ・アブラムシ・ハダニには「マラソン乳剤」の方がよかった。こちらにはミツバチに影響があるとは書かれていない。
農薬散布はよく調べてからしないといけない。