名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

クールベ 「もの思うジプシー女」 蛇によってバラバラになって喰われる女

気分を変えて西洋画を調べてみた。

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ギュスターヴ・クールベ 「もの思うジプシー女」 1869年 国立西洋美術館

Google Arts & Cultureでは「Gypsy in Reflection」となっており、髪の長い女と言う事もあり、聖書の「懺悔するマグダラのマリア」を思わせる題材でもあるのだろう。衣服をはだけて(片方の乳首さえ見せて)髪の長い女が物思いにふけっている。身をひさいで生活をせざるを得ないわが身を思い返して何を思っているのだろうか。

画面のそこここに蛇と小さい人間が隠れている。細かい部分から順に調べた方が間違いない。

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女の顔部分。皮膚にしても髪の毛にしても小さな人間にも蛇にも見えるようになっている。蛇が人間を咥えている部分も人間が尻から子供を産んでいる部分も見える。鼻の下や唇が赤いのは人間を喰っているからだろう。鼻の下はイラストのように人間数体にも見えるが一体の蛇の頭にも見え、唇の所にいる赤い人間を喰っているようにも見える。

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左手の先。手自体も髪の毛にも人間の形が見て採れる。それを後ろの茶色い部分にいる蛇が喰いに来ている。或いは女が手に人間を掴んで後ろの大蛇に与えている。

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女の身体は過去に人間を喰っているのでその表面に人間が浮き出て見える。実際には喰った物を構成する有機物質が別の形で女の皮膚を新たに作っているのだろうが、観る者に分かり易く説明的に表現してあると思える。右乳房は小さな人間の後ろ姿で、その尻から生まれ這い出す子供が乳首となっている。

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女の左腕。肘の出っ張りは大蛇に呑まれる人間の頭である。もしくは生まれる子供である。肘の下の赤い血だまりのような部分は逃げないように押さえ付けられた人間たちと思える。

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背景部分にも人間の形が見える。蛇に喰われる人間・出産する人間が見える。

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全体のイラストにすると作者の意図が見えて来た。女の髪の毛・衣服・背景の中等至る所に蛇がいて、人間に噛み付きまた呑み込んで体内に取り入れている。喰われる人間たちは所々で性交し同時に出産している。

女の左手は肘から千切られ血を出しながら大蛇に上から咥えられている。左手も大蛇に上腕を咥えられていて、胴体と繋がっていないようである。女の背後の茶色い柱のような物は恐らくこの女の尻から下の部分だろう。すなわちこの女は両腕と胴が切断されてあたかも生きているかのように組み立てられているだけである。だから左手の下に血だまりが出来ている。横浜の中華街とかに行くと豚の丸焼きが店頭に飾られていたりするが、それと同様に奴らの食材としての人間が美術館に飾られているのだ。

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蛇を主に見て描いたイラストが上図右。蛇が何匹も重なっており判別しにくいが、右腕を咥える大蛇がいる。左手上腕を呑み込んだ大蛇は上から垂れて来て頭だけこちらに向いているのか。背景左下隅に茶色っぽい蛇が人間を横ぐわえしながらこちらを向いている。

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凄惨な食人画ではあるが、唯一の希望は人間の子供がたくさん生まれ出ている事である。生まれた子供だけを緑色にしてみた。女の頭の上にも尻から這い出る大きな赤ん坊がいる。人間を喰った分だけ増産させようとの意図が見られるが、蛇神の目論見以上に人間の繁殖力は強く、地球上に何十億もの数になってしまった現在、その数の力に戦々恐々としているのではないか。人間すべてが真実に気付いてしまう事を恐れているのではないか。

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画面左下隅の蛇は上図右のイラストのようにも見える。この蛇と女は視線が合っている。蛇の眼には睨んだカエルを動けなくするような催眠的な力を持っているらしい。この女も蛇に睨まれて抵抗できなくなり、殺されバラバラにされ喰われる事になったようだ。名画の中に隠された喰われる人間たちは全く抵抗しないのはこの目によってまず催眠術をかけられるからだろう。もし蛇と戦う段になったらこの目をつぶさないといけない。