名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

ルノワール 「舟遊びの人々の昼食」 食人の絵

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ピエール・オーギュスト・ルノワール 「舟遊びする人々の昼食」 1880~81年 フィリップス・コレクション(ワシントンD.C.)第七回印象派展出品130.2×175.6cm

この大作は非常によく描き込まれていて長いこと何ら不自然な所を見つけられなかった。しかしルノワールの代表作の一つなので取り組んで見る事にした。

セーヌ河畔での舟遊び。船上の食卓の上には酒や果物等の食べ物がたくさん並び、男女が楽し気に会食している光景である。

画面右上に巨大な蛇が描かれているらしく、それが左下に向かっているのかもしれない。船外の景色はぼやけておりここにも蛇の顔らしき形が浮かんでいる。原則的に画面下方手前に生贄の人間が描かれているはずだと思い、テーブルの辺りから調べて行く。

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何時間も見つめ、PhotoShopElementsで画質変更してまた凝視し、ArtRageでトレースしながら考えて何度も描き直しながらできたのが上のイラストである。意外と苦労した。

白布で覆われたテーブルは人間の身体で出来ていた。大抵の人間は尻をこちらに向けて突っ伏している。ワインの瓶の底部分の黒は人間の髪の黒である。頭と尻の位置が分かれば身体の線が見えて来る。両手もあるべき所に付いている。大きい人間と小さい人間がいる。ただこれらの人間は食卓を囲む人々よりは小さい。左右に見える縦長のグラスの中に人間の顔が見える。頭部だけ取って入れてあるらしい。テーブルの真ん中にある茶褐色の物はブドウではなく人肉かもしれないし、人の股の下にあるからウンコかもしれない。

イラストには描かなかったが、テーブルのこちら側の側面に四つん這いの人間も見える。頭を右にしている。また蛇の顔も描かれているようである。二通り・三通りのの見方が出来るように曖昧に描かれている。それでもやはり人肉食の巨人の光景であった。

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真ん中の果物の盛ってある高坏はその容器自体が人間の足と尻であり、果物もほとんど人間である。後ろの酒瓶の中にも人間の尻が見える。

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画面左の若い女は子犬と戯れているのではない。この子犬は拡大画像にして詳細に調べると人間の身体であることが分かった。上図イラストのように首のない裸の女である。その身体の中にさらに小さな人間がたくさんいる。若い女は犬にキスをするような形に見えるが実は口から肉片をのぞかせて人間を食べている事を示している。

下の作品を思い出した。

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フランシスコ・デ・ゴヤ 「わが子を食らうサトゥルヌス」1819~23年プラド美術館

ローマ神話の話をこれ見よがしに、見る者に恐怖を感じさせるように描かれている。これと同じ話をルノワールは隠し絵にしている。巨人族が人間を食糧にしているのは神話の中での事ではない。19世紀ルノワールの時代でも(そしてたぶん現在でも)行われているのだろう。

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女の口に何か入っている、顎・のどが膨らんでいる事から喰っている事が分かる。喰われる人間の肩は犬の口のふりをしている。その右に小さい人間の顔があり光る目になっており、左に尻があり鼻になっている。

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テーブルの右側でも食人が行われている。そこも人間で一杯だが、肘をつく女は餌の人間の一人を手で押さえつけている。椅子を反対にして座る男は左手で人間を掴み、右手で人間の腕か何かを掴み上げている。煙草を摘まんでいるのではない。

椅子の背もたれに見える部分にも人間がいる。女の尻と背中が見える。両腕を真下に垂らしている。その尻から骸骨のような子供が生まれているように見える。前に見たセザンヌの「サント・ヴィクトワール山とシャトーノワール」の隠し絵のような出産シーンなのか。または尻から大量のウンコをしているのか。人間は糞と同じだと言う事がここでも表現されているのかもしれない。

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テーブルを囲む女たちの顔。左から、口を開けて赤い物を喰っている女。上下の唇をずらして何かを噛んでいる女。グラスの中の人肉を喰っている女。口を人間の血で真っ赤にしている女。

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テーブル周りの男三人。左の船乗り風の男の唇の上下に赤っぽい蛇が喰い付いている。または男が人肉の塊を咥えている。口ひげではない。右の椅子に座る男は口からイカゲソのような物を飛び出させている。小さな蛇だろうか、人体の一部だろうか。その上のボーイ風の男は下唇や顎を赤い血で汚している。やはり人間を喰っているらしい。

 

一見何の違和感もないこの絵にもしっかりと食人風景が描かれていた。

これら三本指の爬虫類型巨人族の上に巨大な蛇神がいて、こいつらをも喰っているはずだが、長くなるので今日はこの辺で終わりにしたい。