名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

ルノワール 「大水浴図」 残酷で下品な絵

セザンヌの絵の数年前、ルノワールが同じ画題を描いている。セザンヌは恐らくこの絵を見て全く同じ趣旨を描いたと思える。

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ピエール・オーギュスト・ルノワール 「大水浴図」 1884~87年 フィラデルフィア美術館

ルノワールの描く女性の絵は美しい。特に肌の質感が素晴らしく、血管が透けて見えるほどの微妙な色合いがどうやったらこんな風に描けるのだろうと感心する。セザンヌ同様泉で水浴する女性群像を三角形構図に収めているが、人物の配置が全く違う。三人の美人女性が大きく描かれている。

好感を抱かせるこの絵だが、詳しく調べてみると残酷で下品な絵であることが分かった。

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群像で見る分には気付きにくいが、単体で取り出してみるとその肢体におかしい所がある。手足が長すぎるのである。胴体と首・四肢のつなぎ目にうっすらと切れ目がある。画質を変更するとそこには赤い色がある。他の名画で見て来たようにこの女も首と四肢が切断されているらしい。特に左足が異常に長いが、太ももに巻き付いた蛇の分だけ長くなっている。下に敷いた布には皺の中に人間の身体が幾つも見つかる。小さな人間と巨人族の女である。

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画質変更した物。コントラストを強めると赤い色が浮かび上がってくる。腹のあたり、尻、左足の付け根辺りに血の色が見える。

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髪の毛の中に人間の身体が見つかる。セザンヌの絵と同様である。

唇が赤く、顎が突き出て、のどが膨らんでいる。生肉を食べていたのだろうか。

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中央奥の女も手足が長い。右足の長さは異常である。これは腰・肩に大蛇が張り付いて切断された手足を口で咥えているらしい。右足はタオルと見せかけた大蛇が咥えているのが見えているが、他の大蛇は肌色をしているので溶け込んで見分けられない。

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左右の手の下・足の下等のタオルが血で染まっている。

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この女の右手の先を拡大したら、やはり小さい人間の身体が幾つも見えた。上方から降りて来る蛇神に捧げる生贄であろう。

タオルの上の端に色の違う人間の手と頭が見えている(白丸を付けた所)。タオルは人間にも蛇にも見えるように描かれているから、蛇に呑まれた人間とまだ呑まれていない人間を区別しているのかもしれない。(それにしても美術館の学芸員はこんな気味の悪い手を見つけられないのだろうか。)

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頭の上に生贄の人間を乗せている。

異様に大きな瞳である。この表情は何だろうか。食べられている苦しさを表しているのか。口を半開きにしてもっと食べたいという表情だろうか。

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右のお尻の綺麗な少女も手が長い。足は途中で切れて大蛇の口の中である。左手と腰の間に見える物は右手ではない。人間である。左手でも青黒い人間を掴んでいてそれを水の中の大蛇の口に入れている。

口が赤くのどが膨らんでいる。左の方の何かを見つめている。

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手前の女の右手の先に人間の尻が見える。いや二人の人間の尻とも見える。上方から来た巨大蛇の口にその人間を押し込んでいるように見える。

巨大な蛇を構成している樹の花の一つ一つが人間である。細かく見れば見るほど生贄の人間と蛇の顔が同時に見えて来る。それを少し遠目に見るとまた別の人間と蛇が見えて来る。それをさらに大きく見ると巨大な蛇と大きな人間が・・・・きりがない。こんな描画が人間の手に持った絵筆から生じたなどあり得ない。

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全体を大きく見ると上から巨大な蛇神が降りて来て生贄の人間を喰っているのが分かる。

またこの絵には蛇の正面顔をも描いてある。上図右上に掲げたのが蛇の正面から見た写真。この正面顔が絵の中に隠れている(イラストが雑ではあり申し訳ないが、元絵を薄目にして見るとそれが見えて来る)。

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これが元絵。画質を少し変更してある。


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そしてこれが今回発見した隠し絵。尻・尻・尻・・・どこもかしこも尻ばかりである。右上にはセザンヌが模倣した「野グソ」の絵もある(緑色部分)。上方左の尻(黄色部分)も脱糞しているようである。奥の女が糞を受け止めている。

 

セザンヌの「大水浴図」より数年前に全く同じコンセプトでこんな絵が描かれていた。人間を糞とみなす画家はセザンヌが最初ではなかった。僕が昔好きだったルノワールは人間が巨大な蛇に喰われる絵ばかりではなく、こんな下品な隠し絵を描いていたなんてただ驚くばかりでなく、頭がおかしくなりそうだ。