名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

ティティアーノ 「海から上がるヴィーナス」 蛇に創られ蛇を操る者

ティティアーノ・ヴェチェッリオ 「海から上がるヴィーナス」 1520年頃 エジンバラスコットランド国立美術館

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この絵は僕にとって非常に懐かしい絵である。今から四十数年前の高校時代、ケネス・クラーク著「ザ・ヌード」と言う本を買い、その本の外箱にこの絵が印刷されていたからである。単色刷りだったが、女性のヌードの理想の形として僕の脳裏に染み付いた。

今同じ絵の詳細な画像を手に入れて改めて見ると、人間の女性の裸体とはだいぶ違っている事に気が付く。

第一にこの女は美しい顔をしてはいるがあまり若くない。腰のくびれもあまり無く尻も垂れている。左の乳房が右に比べて小さくアンバランスである。それにとにかく腕が太く大きくたくましすぎる。

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画像を加工して両腕を少し小さくしてみた。比較になるように白線で元の形の輪郭を描いた。これでもまだたくましすぎる。もう少し細くても良いのではないか。16世紀ヴェネチア人のティティアーノの好みは強くたくましい女性だったのだろうか。

アングルの「ドーソンヴィル伯爵夫人」で見たように、肩に喰い付いた大蛇が腕を切断し、それを咥えているからその分だけ長くなっているというのが本当かもしれない。太いのは輪郭線上に蛇が張り付いていて太く見えるだけなのかもしれない。確かに右肩は長い髪の毛に隠されているし、左肩にはその両端に薄く蛇の眼らしき物が見える。

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女の顔を右に30度ほど回転させると、両目の位置が左右で違っている事が分かる。左目の方が実際にはありえないほど下に下がっている。傾いた顔の場合こうした方がかえって自然に見える絵画的技法のようだ。人間の眼もいい加減な物である。

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女の体は蛇によって形作られ、蛇に纏われている。両腕だけでなく背中や尻・腹の所まで蛇が這っている。この蛇の部分を除いたら女の本来の体の線が見えて来る。

長い髪の毛を両手でねじって水を切っているが、この髪は蛇の胴体である。海にホタテの貝殻が浮かんでいるが、やたら近い。ボッティチェリのヴィーナスの様に女が乗って来たとは思えない大きさである。髪は海に浮かんだホタテ貝に繋がるように見える。僕には貝殻が蛇の頭で女の髪の毛が胴体であると思える。それが女に掴まれているように見える。「大蛇・小蛇を操る蛇女」と言ったところだろうか。

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女の下腹部を拡大し画質を変えるとこんな物が見えた。上図左黒丸部分を拡大して画質を変えた物が右の図。その図の黒丸部分に見える物を線画にしたのが中央の絵である。見事に勃起した男性器があるべき位置にある。やはりヴィーナスと言うのは両性具有であったのか。作られて間もないころの人間(地球固有の類人猿と宇宙から来た爬虫類人のハイブリット)であり、ミミズ等と同じように雌雄同体あるいはふたなりであったらしい。同質の性が交接して子孫を残すやり方は支障があったのだろう。雄雌に分かれてお互い違う所に惹かれ合った方が増産しやすいのだろう。男女に分けられた。

そういえばこの人物、ただ髪の長い男に見えなくもない。

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髪の毛は上にも頭を持っていて人物の顔に噛み付いている。

人物の視線の先は・・・・大きく口を開けた蛇神がいた。空の上から降りてきた巨大な蛇型の神、人間を家畜として、食糧として創り、その後何万年もに渡って時々やって来ては人間を喰っている。その事は大抵の人間には知らせない。自分たちの遺伝子を強く持っている画家たちに絵画技法を伝授し協力して名画と言われるものを描かせ、この秘密を隠し絵にしてほんの少し教えている。人肉食の秘密を絵画を解析する事で気付くような人間が出ない内は自分たちは安泰である。今まで通り秘密裏に人間を調達し、と殺解体して喰うだけである。知らない者は知らないままでいた方が幸せかもしれない。