畑・生き物・美術

畑にある命・美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

ゴヤ「自画像」 冷血な爬虫類の暗示

多くの人が大事にする名作絵画には、必ずと言っていいほど蛇の顔が隠されている。特に肖像画にはその背景に巨大な蛇の正面を向いた顔が描かれている。誰も気が付かないのだろうか。気が付いたのは世界で僕だけなのだろうか。

フランシスコ・デ・ゴヤ 自画像 1815年 スペイン・マドリード・王立サン・フェルナンド美術アカデミー

ゴヤ自画像1
ゴヤ自画像1 posted by (C)カール茅ヶ崎

スペイン最大の画家のひとりと言われるこのゴヤの自画像にも、背景に現実には見たこともない巨大な蛇の正面を向いた顔が描かれている。ひどく暗い背景の中に、Photo Shopで画質を変えなければ見えないほどの微妙な陰影で描かれている。実際に美術館でこの作品の前に立っても、よっぽど目を凝らして、しかもそれが描かれていると思ってみなければ見逃してしまうだろう。人々は皆だまされているのだ。

ゴヤ自画像2
ゴヤ自画像2 posted by (C)カール茅ヶ崎

上図左は暗い部分を明るく変更した物。レベル調整の暗い方のボタンを右にずらし、真ん中のボタンを左にずらすと明るい部分はそのままで、暗い部分だけが明るくなり、微妙な陰影が見えてくる。

頭の周りに一段と暗い部分が、頭を囲うようにしてある。これは巨大蛇の開けられた口の中の暗さだろう。背景上方の左右に蛇の眼がある。上図右にイラスト化した。

背景画面いっぱいに一匹の巨大蛇の顔が見えるが、より細部を見て行くと一匹の蛇の顔の中に別の蛇の顔や胴体が見えてくる。巨大な蛇の顔は上下に三匹ほどが並んでいるようである。達磨落としのように、お供え餅のように、上下に重なっている。上から垂れてくる者もある。巨大蛇の口の中の暗い部分には別の小さな蛇の顔がいくつも並んでいる。ひとつの絵で同時に二つ以上の画像をとらえる事が出来る。

前回の写楽や前々回のムンクの絵の背景と全く同じである。国も時代も違ってはいるが描かれている(隠されている)絵は変わらない。巨大な蛇が人間を喰ってやるぞと脅している。

ゴヤ自画像3
ゴヤ自画像3 posted by (C)カール茅ヶ崎

人物の眼の部分拡大図とそのイラスト。

画質を調整してじっくり何分もかけて観察すると、次第に見えてくる。眼の上下瞼に蛇の頭の形と眼の点。トレースしイラスト化して行く過程でまた別の蛇をとらえる事が出来る。蛇の頭は必ず隙間なく並んでいる。ちょっとした隙間にも蛇の頭がある。絵は全て蛇の形で埋め尽くされている事に気付く。

背景も人物も全て蛇で形作られている。(「森羅万象に蛇神が宿る」・「八百万の神」等の仏教のまたは日本神話の説話通りであるかもしれない。)

黒目部分は正面を向いた黒蛇である。こういう表現は絵筆に絵の具を付けてキャンバスに描いたのではない。何かより進化した写真加工ソフトを使っていると思う。それは電気のオンオフを基にした現代のコンピュータではなく、何か精神の力を加えた念写のような技術かもしれない。(あるいは四次元上に実際に蛇で立体を組み立ててこの三次元に投影している?・・・よく分からないが色々と考えている。)

ゴヤ自画像4
ゴヤ自画像4 posted by (C)カール茅ヶ崎

口の拡大図とイラスト。

絵の所々に蛇の眼を表す白い点や黒いシミが見える。(岸田劉生の「麗子像」でも気付いたが、これは絵の汚れでは無い。意図的な表現である。)その眼を頼りにして蛇の頭が判別できるようになり、右のイラストのようになった。口の隙間に何かが挟まっている。写楽の絵同様、小蛇が顔を覗かせている。その眼を示す白黒の点が見える。小蛇は四匹ほど見て取れる。また口の左右の端から、ミミズよりも少し大きいくらいの蛇が飛び出して長く垂れている。(ダヴィンチの「モナリザ」の口からもこういうのが垂れていて、一度これに気付くと「モナリザ」を見る都度それが目に付く。)

巨大な蛇に喰われようとしている人間が、その口の中に小さな蛇を入れて喰っている。この世は喰うか喰われるかしか無いとこの蛇神は示唆している。冷血な爬虫類の考え方である。

ゴヤ自画像5
ゴヤ自画像5 posted by (C)カール茅ヶ崎

服の部分拡大。ゴヤは1874年生まれだからこの絵を描いたとき59歳。宮廷画家として地位も財産もあるだろうにこのよれよれの服、何の意図があるのだろうか。

それはともかく、この服の暗い部分にも蛇がうんざりする程たくさん描き込まれている。非常に微妙な濃淡で、画質を変えてもなかなかはっきりしない。ただひたすらどこに蛇がいるかと長い時間をかけて見つめているとかろうじて見えたのが上図下のイラストで描いた物。胸の前で3~4匹ほどの蛇がこちらを向いて並んでいる。その頭の上に首の後ろから垂れてきた蛇が頭を乗せている。画面左端には人物と背景にまたがって半透明に蛇顔があり、やはりこちらを向いている。画面右側のぼんやりした部分にも上から真っすぐに垂れてきている蛇が半透明に描かれているようである。

こんな微妙な濃淡の蛇画像は肉眼では全く見えないのではないか。美術館に行っても光の反射や他の人が気になって見えないだろう。しかし実際に人の眼はこれを見せられているのだ。サブリミナル効果と言う物があって何らかの影響を我々は受けている。現代のテレビ等にも蛇画像がいっぱいあって見たくなくてもそれを見せられている。

奴らは人間に恐怖心や従順な心を植え付ける。何千年も前から行われて来た事である。ただ最近奴らの支配に気付き始めた人間が出始めている。

奴ら冷血な爬虫類には理解できない力を人間は持っているらしい。あったかい血の通った人間の持つ「愛」の力は奴らに打ち勝つ唯一の武器であるらしいが、美術品の中に奴らに勝つためのヒントがあると思って研究を続けて行きたい。