名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

ルノワール「ぶらんこ」=穏やかな絵?とんでもない!

ルノワールブランコ1
ルノワールブランコ1 posted by (C)カール茅ヶ崎

ルノワール 「ぶらんこ」 1876年 パリ・オルセー美術館

この作品は「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」と共に第三回印象派展に出品された物だという。「ムーラン・・」と同様、大蛇が人間を襲い喰うという凄惨な場面を、一見穏やかな光景の中に隠し込んでいる。

木漏れ日の差し込む野外、ブランコで遊ぶ婦人。それを口説いているのか後姿の男が向かい合っている。画面左下にいる少女は婦人の娘か。木の影から顔を覗かせているのは婦人の下僕か庭師か。画面右上に数人の男女が集まっているので、舞踏会の一角の光景なのかもしれない。男の口説きに婦人は身体をそらし気味にしてはいるがまんざら嫌でもなさそう。少女と庭師が胡散臭そうに男を見ている・・・・そんな人間社会によくありそうな光景が表面的には描かれている。

ルノワールブランコ2
ルノワールブランコ2 posted by (C)カール茅ヶ崎

まずこの婦人、上から垂れ下がって来ている大蛇・地面から這い上がって来た大蛇に噛み付かれている。背後から来て頭の上に乗り、頭を齧っているのもいる(髪の毛と同じ色だから見分けがつきにくい)。

この婦人自身も蛇の集合体で、口の所に見えるのは歯ではなく小さな蛇である。左手指も不明確だが三本に見える。ブランコの紐を掴んだ右手の指(上図右上に抜き出して掲げた)も三本で、人差し指・中指に見える所に小さな蛇がいる。名画に登場する人物は全て蛇の集合体であるレプティリアンであるらしいが、大蛇がレプティリアンを喰う図を表す事で食人を示唆しているのだと思う。

ルノワールブランコ3
ルノワールブランコ3 posted by (C)カール茅ヶ崎

男は大蛇にあちこち喰われている真っ最中である。特に右手先は緑の大蛇にぱっくりと咥えこまれている。その大蛇の背後に青い大蛇が大口を開け、不気味な醜い歯を見せている。男の背中に青い蛇が長々と垂れ下がっている。左ひじの形がおかしいが、これは向こう側から廻って男の身体に噛み付いている大蛇の頭だろう。男の尻の膨らみが全くなく、左足も不明確だが、背後に垂れ下がって来ている緑っぽい大蛇に咥えられているのだろうか。(男の股間に勃起した男性器が見えたりする。)

ルノワールブランコ4
ルノワールブランコ4 posted by (C)カール茅ヶ崎

左下の少女はあわれ大蛇に頭を咥えられている。黄色い帽子を被っているのではなく、大口を開けた大蛇に呑まれようとしているのだ。首にも手にも蛇が巻き付いているし、上からも大きいのに狙われている。少女の表情もうつろである。

上図右は木の陰から顔を見せる庭師(勝手にそう思い込んでいるが)には身体が無い。婦人の前の男の背中あたりに見えるのはこの髭親父の足であるとするには不自然である。頭の上からも下からも大蛇に噛み付かれている。首だけが宙に浮いている感じである。身体は下で口を開けている大蛇の中か。それとも切断されて首だけを持ち上げられているのか。この親父も生気が無い。

ルノワールブランコ5
ルノワールブランコ5 posted by (C)カール茅ヶ崎

画面右上、遠くに4人くらいの男女がいるが、全て大蛇に喰われている。右端の男は後ろ向きに座っているようでもあり、イラストで描いた様に大蛇に下半身を喰われて逆さになっている様でもある。

ルノワールに限らないが、名画の中の隠れた蛇画像は必ず複数の見方が出来る様になっている。大きな見方・小さな見方でも変わる場合もある。

ルノワールブランコ6
ルノワールブランコ6 posted by (C)カール茅ヶ崎

全体図、大きな見方で見るとこうなる。地面に大蛇が這いずり回っている。それが人間に噛み付こうとし、または既に噛み付いている。画面の隅から隅まで全て蛇を用いて描かれているらしい。

名画と言われ、多くの人に観賞されている絵画にはこんな隠し絵がある。人々はこんな絵画を観る事で、その潜在意識の中に「大蛇による食人図」を植え付けられている。それは実際に大蛇に喰われる瞬間になっての抵抗を無くすためか。カエルを呑む蛇の睨む時のその眼にある催眠効果を人間に対して行っているのか、蛇の習性として。