名画の中の人喰い蛇

美術品が教えてくれる命の意味を農作業しながら考える。

ウィリアム・ブレイク=レプティリアンは蛇の集合体

18世紀から19世紀にかけてのイギリスの画家・銅版画職人・詩人のウィリアム・ブレイク。ダンテの神曲の挿絵を多く描いているが、かなり幻想的と言うか悪魔的と言うか変わってる。悪魔(=レプティリアン)はトカゲ型爬虫類人かどうかをこの作者の絵で確認できるのではないか。

蛇ルシファー1
蛇ルシファー1 posted by (C)カール茅ヶ崎

神曲」地獄篇・第34曲に出てくるルシファー(=悪魔=レプティリアン)の挿絵。人間をその三つの顔・口で食べている。足元には人間の死体らしきものが横たわっている。

背中には堕天使としての翼だろうか。その背後に例によって巨大蛇の眼が見える。3~4体が上下に重なっているようだ。そしてルシファーの顔から身体から翼まで全て蛇で出来ている(上図右のイラスト)。足元の人間は、向かって右の方ではもう頭しか残ってない。その他は周りの蛇に喰われている。右下のこちらを向いて横たわっている男の服の襟に見える部分は蛇の口である。向かって左は人間達が蛇に襲われている所が小さく描かれている。恐ろしい人食い場面が直接的に分かりやすく描かれているが、このルシファーが蛇の集合したものである事は隠し絵になっているようだ。

蛇ルシファー2
蛇ルシファー2 posted by (C)カール茅ヶ崎

拡大してみるとはっきりする。ルシファーの顔、眉・まぶた・口の周り・髭等が小蛇で形作られているのが分かる。胸筋も左右二つとも蛇の眼がうっすらと付いている(上図左)。左手先はわざと描きかけの様になっているが、その線から蛇が絡み付いている形なのが分かる。正体をはっきり描いてしまうとばれてしまうからこんな描き方なのか。蛇が集合してルシファーを形作る最後に手先だけ形がまだ出来上がってないと言った所か。

エリファス・レヴィのルシファーの絵も、ルネサンス期の聖母マリア画像の多くも、日本の広隆寺弥勒菩薩思惟像も下半身が大蛇の悪魔だった。このウィリアム・ブレイクの悪魔は左右の足を小蛇をたくさん集めて人間ぽく形作っている。

蛇ルシファー3
蛇ルシファー3 posted by (C)カール茅ヶ崎

「ペスト」1805年 ボストン美術館

これは水彩画らしい。ネットで見つけたのだが一番レプティリアンぽい。

鱗を全身にまとった巨大な「ペスト」の擬人化したものが、両手を広げて厄災を人々の上にばら撒いている。人々は驚き、嘆き、悲しむだけである。「ペスト」の両足の間の向こうに小さく天使の様な少年が描かれている。

このウロコ男も全身蛇の集合体である(上図右のイラスト)。両手先から零れ落ちている半透明のものはペスト菌では無く蛇そのものである。全身から発せられるギザギザの光の様な物もやはり蛇である。人々はほとんどが下半身を蛇に食い付かれている。天使に見える少年も胸から下を蛇に飲み込まれていて、その左右に蛇が下から伸び上がっていて翼に見せている。さらにその左右には蛇が上から何匹も垂れ下がっている。この少年は単に蛇に喰われている犠牲者であるにすぎない。上方に煙の様な雲の様な物が漂っていて、それもひときわ大きな蛇で、互いに喰い合っている。

蛇ルシファー4
蛇ルシファー4 posted by (C)カール茅ヶ崎

部分を拡大するとこうなる。上図左は胸から上の部分。頭はすっぽりと蛇の口の中に入っているし、額・眉・瞼・鼻・耳・口全てが蛇が作っている。喉にも大きなのが張り付いたようにいるし、左右の胸筋・両肩の筋肉にも蛇の眼が付いている。

上図右上下が両手拡大図。蛇が毒液(これも半透明な蛇だが)を口から吐き出している。手の甲と手首の曲がる所に眼が付いている。

 

やはりレプティリアン(ルシファーとか悪魔と呼ばれる)ものもは蛇の集合体である事が示唆されている。