名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

原種のナス

ミートの実
ミートの実 posted by (C)カール茅ヶ崎

自分で接ぎ木したナスの台木に使った「ミート」だけが成長してしまった株が1本ある。それに実が生った。

ナスの原種「ミート」を台木に「とげなし千両2号」を穂木にして接ぎ木したつもりが、いつのまにか穂木が消えてなくなって、台木だけで大きくなり始めたので、試しにそれをそのままにしておいた。確かに野生種だけあって「ミート」が株が大きくなる。もう1m50cm位の高さになっている。茎も数多く、葉も大きい。花が他よりも数が多い。ただ今まで実が付かなかった。2月半ばに種まきした株にようやく実が着いた。1株で今の所4個くらい。黄緑色の2cm位の小さな実だ。

ナスも初めはこんな物だったのか。ヒトの手が入らない頃はどの野菜も小さな実を少しずつだけしか生らせていなかったのだろう。それをヒトが食料にするために、実を大きくし、たくさん実を生らせるように長い時間を掛けて品種改良してきたのだ。

この「ミート」の株は病気にもならず、今でも元気に成長し続けている(他のナスの日当たり・風当りが悪くなるのでそろそろ切ってしまおうと思っているが・・・)。他の接ぎ木ナスはこの猛暑や害虫にやられて少し弱っている。きれいな実が出来にくくなっている。ヒトの都合で大きい実がたくさん生るようになった分だけ病害虫に弱くなっているのだろう。

芹沢の近所に無農薬野菜を作っている人がいるが、改良した種を使って無農薬で作ろうというのは無理があると思う。無農薬でやるには、サトイモ・ショウガ・ニンニク等元々病害虫に強い体質の物を多く作るか、伝統野菜の種子を使ってその畑に合う地場産の野菜になるまで自家採取を続けて、10年くらいまともな野菜が出来なくても我慢するかしかないと思う。生活費を稼がなければならない僕みたいな者にはそれは出来ない。農家が今までやって来た慣行農法で当分やって行くしかない。