名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

カラスとの知恵比べ

カラス避け
カラス避け posted by (C)カール茅ヶ崎

カラスの被害がひどい。ナス・ピーマン・トマトをもう30~40個やられた。トマトは赤くなってなくても突かれた。ピーマンも手当たり次第に齧る。トマトの若苗を根ごと抜かれた所もある。

カラスは3月~8月が子育て期だそうだ。巣の雛に食べさせる物が必要なのだろうが、ヒトとしても自分の食い扶持を稼がなければならない。対策を立てることにした。

ひとつ目は鳥よけネット。三浦の漁師町でいらなくなった漁網がたまたま人づてに手に入ったので、トマトのパイプアーチの上に掛ける。目合いが1センチくらいなので、小さな虫は入ってきてしまうが鳥は入れない。漁網が足りないところは竹の支柱を立てて手持ちのキュウリネットを掛ける。

ふたつ目の対策は足元のテグス。カラスは地上に降り立った後、目標物までピョンピョン跳んで来てちょうど嘴の高さ(地上30㎝くらい)の物を突くから、その高さにテグスを張る。短い支柱を立ててテグスをピンと張る。奴らは翼が命だから、翼が傷つくのを何よりも嫌がる。納屋の横は獣除けネット(幅130㎝)を横に張って歩いては侵入出来ないようにした。

三つ目は脅しの模型。絵の中ほどのカラスみたいなものは、黒マルチの古いのを棒の先に丸めてヒモで縛った物で、適当にカラスっぽく作って立ててみた。ネットで調べるとカラス避けには、仲間の死体をさらし者にしておくと良いとあったし、近所でも黒マルチをビラビラさせている所があるのでそれも参考にした。

 

これでカラスの食害は無くなるだろうか。漁網は所々破けているし、地上30㎝のテグスも、手持ちのそれが無くなった所からビニール紐になったし、ありあわせの材料で作ったカラス避けだから完璧ではないだろう。でもまあこんなもんでいい。完璧な対策なんてないから。鳥と知恵比べをしながら、食い物の奪い合いをしながらやって行くのが農業だから。

こんな事で一日半を費やしてしまった。農業ってのは本当に非生産的だ。