名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ハナニラの花はベツレヘムの星

ハナニラ
ハナニラ posted by (C)カール茅ヶ崎

この花は何だろうとずっと思っていた。小田原の畑の柿の樹の下に毎年、白い、先のシャープな6弁の花を見続けていた。寒川の路地でも見かけたので絵にしてみた。

調べると「ハナニラ」で、これも義姉が植えた物らしい。春以外は地上部が無くなる(草と一緒に刈っていたようだ)から、球根で生き延びて、春の訪れと共に空の星が地上に落ちたみたいに突然咲く。

観賞用であって食べられない。食用の「ニラ」の花は1茎1花でなく、1茎に何十もの小さな花を付けるので区別できる。

この花は別名「ベツレヘムの星」とも言うそうだ(Wikipediaに出典が不明とあるが・・・)。

救世主が生まれる時その母マリアのもとに、東方から三博士が祝福しに来た。博士たちは空に浮かぶ彗星に導かれたと言うのだが、その彗星が「ベツレヘムの星」・・・・と言う話で良かったか。確かにこの花は彗星の頭を想像させるような、星屑の様な形をしており、群生しているところでは、夜空の星を見ているような気にさせる。

花はヒトに様々な想像をさせる。物語ができ、神話が出来る。ヒトはその植物の受粉を助ける虫や鳥ではないのに、花に引き寄せられるのは何故だろう。分からないけれど美しいものを美しいと感じる感受性だけは持ち続けていたい。