名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

コウガイビルは益虫?

コウガイビル
コウガイビル posted by (C)カール茅ヶ崎

防草シートを剥がしていると時々こいつが裏に張り付いている。今まで蛭(ヒル)だと思っていて、見つけ次第殺していた。

研修先農家でこいつを見つけ鎌の頭で切っていると、農園主に注意された。「そいつは益虫だから殺しちゃダメ!」「そいつは肉食でカタツムリやナメクジを食べてくれるから。」

知らなかった。この「コウガイビル」は、丹沢で増えて今問題になっているヤマビルとは全く別種の生き物で、人の血を吸うヤマビルがミミズの仲間の「環形動物」だとしたら、プラナリアやサナダムシの仲間の「扁形動物」だという事だ。

胴体の裏の真ん中に口がありナメクジ等に巻きついて溶かして食べるそうだ。また理科で習ったプラナリアと同じく再生能力が高いらしい。だから切って2つになった体は2匹になったかもしれない。

(しかし1つの命が2つ以上の命になるというのは面白い。命の自覚は自分1人のはずで、「われ思う。故にわれあり。」だから命の数が増えるとその増えた分の命の自覚はどうなっているのだろう。天から降りて来るのか。)

このヌルヌル・ウネウネした、口も肛門も共通の下等動物は、ミミズをも食べるそうだ。農家にとってはミミズは土を良くする益虫だから、それを食べるヤツは害虫としても位置付けられると思う。とにかく生理的には受け付け難いから、今度見つけたら切らずに鎌の先等で他所へ飛ばすようにしよう。