畑の生き物と共に

農園の生き物の事を絵日記風に書いてます。自身も土と共に生きたいと思って転職した中年農業5年生。

センチュウに侵されないように農薬を入れると間引き菜が食べられない

ネマトーダ
ネマトーダ posted by (C)カール茅ヶ崎

ダイコンの間引き作業をした。農園主に聞くとその間引き菜は「ネマトリン」を入れたので売れないし、食べないという。

調べると、ダイコンが「ネグサレセンチュウ」という長さ1ミリにも満たないセンチュウに食害されると肌が荒れて商品価値が著しく落ちる。表面の細胞を食べて破壊し、毛根も食べる。表面には白く盛り上がった斑点が出来、進行すると隆起の中央部が壊死するという。二股・三股ダイコンも出来やすいそうだ。

だから「ネマトリンエース粒剤」を種まきの前に土に混和する。総使用回数は1回で、効果が長持ちし、間引きする幼苗の頃にも農薬が残留しているから売れないという事のようだ。「ネマトリン」の袋には「間引き菜、つまみ菜には使用しないで下さい」と書いてある。

 センチュウには他にも色々な種類がいてそれらを総称して「ネマトーダ」と言うそうだ。トマトやキュウリに付くセンチュウもいる。

こんな1ミリにも満たない害虫は今までほとんどノーマークだった。センチュウの存在は知識として知ってはいたし、実際肌荒れのひどいダイコンを作った事はあるが、コイツが原因の害虫だとは知らなかった。ナメクジかダンゴムシあたりがかじっているのだろうと漠然と思っていた。

不出来の野菜が出来ても、その原因が分からないままにしている物がまだたくさんある。農業は奥深い。どこまで勉強すればいいのか、際限がない。就農5年目くらいまでは、教科書を何冊も畑に持って行ってそれを見ながらの栽培となるのだろう。