研修先農家でソラマメの培土を育苗ポットに詰めている。
サツマイモの苗作り温床に使っていた土に牛糞堆肥とバーミキュライトを混ぜてポットに詰める。
土の中からカブトムシの幼虫がゴロゴロ出てくる。直径5~6センチくらいに丸まった、よく太ったヤツが、30センチ四方に一匹くらいの割合で出てくる。邪魔でしょうがない。ソラマメの苗ポットに入るといけないから、見つかるたびに他所にポイポイ投げる。
役目を終えたサツマイモの温床にはまだ稲わらやもみ殻がたっぷり入っていて、それが土と混ざって腐食し、微生物発酵が進んでカブトムシにはちょうど食べごろになっているらしい。ヒトも発酵食品が健康にいいとか言って好んで食べているのと同じだ。
来年の春に蛹になるまでこの幼虫の姿で土の中で過ごすつもりなのだろう。放り投げた幼虫たちはすぐに土の中にもごもご入りこむ。
研修先農家のばあちゃんは、知り合いのカブトムシの好きな人に取りに来てもらおうと言っていた。