名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

全身トゲだらけの生き方は嫌だ!

イラガ
イラガ posted by (C)カール茅ヶ崎

なんでこんな生き物がいるのだ!

全身毒針に覆われていて、ヒトが近付いただけでその針から毒を噴射する。そしてその色使いはどうだ。黄色い体色に黒い模様。神経がピリピリしていそうな姿かたちだ。

先日柿の樹の農薬散布をしていてこいつを見つけた。3年ほど前ブルーベリーの樹にいたのに近づいて毒をかけられひどい目にあったので、十分注意して殺した。3年前は手に走った痛みはすぐ水洗いしたので大したことが無かったが、眼の辺りにかけられた毒のせいで2日くらいまぶたが腫れ上がって視界が充分ではなかった。

 

こいつは柿の葉の裏に団体でいる。体長1センチくらいのごく小さい頃、まるで公団団地の航空写真のようにきれいに並んでいる。大きくなるにしたがって枝を伝って他所の葉に移動する。成長するとイラガという蛾になるが、この幼虫のインパクトがあまりに大きいので、成虫の姿でなく、この幼虫の姿を表してイラガ(漢字で「刺蛾」と書く)ようだ。「デンキムシ」とも言うそうだ。

 

天敵に食べられないようにだろうが、小さいくせにウニやハリセンボン・ハリネズミ以上に全身針まみれだ。その上強力な毒で実を守る。

 

他に対してここまで自己防衛するのはどうだろう。過去よほど痛い目にあわされた経験を持っているのか。こういう身構えた生き方をしていると友達が出来ないぞ。