オクラの葉にカメムシがいた。
すぐに踏み潰して殺したが、こいつはトマト・ナス・ダイズ・オクラ・カキ等何でも果実を吸汁し、吸い跡を残して商品価値を下げるヤツだ。変色させ見た目が悪くなるし吸汁痕から果実が腐る場合がある。体液をこちらが吸い取ってやりたい。
しかしこいつの背中の模様の変化はどうだ。絵の左下から卵、幼虫、また幼虫、中央が成虫で体色は変化に富む。同じ虫とは思えないくらい、絵柄が変わってゆく。
調べてみると・・・・「卵は整然と並んで産み付けられる。その卵の蓋を押し開けて幼虫が出て来る。幼虫は最初黒っぽいが次第に緑色になる。」とある。幼いころは暗い所に、成長するにしたがって葉っぱ上に生活場所を移すという事か。そう言えば黒い幼虫は見たことが無い。よっぽど目立たないところに隠れているのだろう。
「ダイズでは周辺に雑草が多いと被害が多くなるので荒れ地や雑草地の隣接地では栽培を避ける。」とあるのでオクラの周辺の雑草をよく刈っておこう。
「花が咲くころ成虫がやって来るので花が終わるころ薬剤を数回散布する。」花の匂いを嗅ぎ付けて果実が出来る直前に卵を産み付けに来るのか。
オクラのカメムシ防除の登録薬剤は「アディオン乳剤」2000倍か「トレボン乳剤」1000倍。これは収穫の前日まで、3回まで使用できる。
何とかカメムシの吸汁痕のないきれいな果菜を作りたい。