名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

ゴーヤーは他の物にコバンザメして実を飛ばす

ゴーヤー
ゴーヤー posted by (C)カール茅ヶ崎

ゴーヤーは売れると思うので栽培しているが、その生命体としての生き方にはあまり共感できない。

この植物は自立せず、他の物に寄生している。ネットや支柱に(栽培される前の野生種は多分大樹等に)巻きひげを絡めて這い上がってゆく。次々に高い位置に実を生らせ、やがてその実は爆裂して赤い実をさらけ出す。空の鳥に食べてもらうのか。それで鳥の糞と共に他の地で繁殖するらしい。

大樹のように堂々と幹でもって自立している姿が好ましい。しかるにこいつはヒョロヒョロとした茎しか持ってない。巻きひげが空中で旋回しながら捕まるものを探る。その姿はまるで動物の触手のようだ。巻きひげはしっかりした物を捉えると巻きついて次第にスプリング状の形に変化する。葉が風で揺れてもそのスプリングが揺れを吸収する。そして次第に高所に位置しようとする。

このコバンザメのような、おんぶにだっこみたいな生き方はどうだろう。

 

しかし僕も大なり小なり他に頼ってしか生きられないのだから、似たようなものだ。