今日は趣向を変えて猫を描いてみた。
このネコは家の玄関先で寝ていた。陽の射さないボロ借家は暑い日には涼しくて寝心地がいいのかえらい寝相で寝ていた。
近所のばあちゃんがエサやりをしている。(僕は絶対にエサをやらない。一度エサをやったらやり続けなければならないからだ。)ばあちゃんの話によるとこいつは隣の物置小屋の隅で生まれたとか。以来ばあちゃんがいつも夕方猫缶とかをやっているようだ。向かいのお母さんも何か食べさせているのを見たことがある。だからいつも近所にいる。畑仕事から帰ってくると必ずその辺にいる。エアコンの室外機の上や車の下がお気に入りのようだ。
普段は悠々と我が物顔で歩いていたりするが、エサの時間になるとニャーニャーと可愛く鳴く二重人格者だ。野良だから人に触らせない。警戒心が強い。
僕は小さいころからネコに憧れている所がある。何もしないでいつも寝ていたい。
でもネコも大変なんだろうなとも思う。暑さ寒さがきついし、人に飼われるのも不自由だ。夜の集会に出かけられないし、人に媚びへつらうのも嫌だ。
必ずエサにありつけるとは限らない。この間こいつがトカゲをくわえているのを見た。エサをくれる人がいないときは何でも食べなければ・・・・。
雨の日・台風に日はどうして過ごすのか。
やっぱり地道に働いて生きて行こう。