名画の隠し絵

美術館にある名画には隠し絵がある。それは巨大な蛇の形をしており、人間を喰う姿が絵になっている。

チョウは身体をあんなに揺らしてまともに見えているのか?

蝶の見たカボチャの花
蝶の見たカボチャの花? posted by (C)カール茅ヶ崎

カボチャの花の上をモンシロチョウが舞っている。体を上下に激しく揺さぶりながら。どこに飛ぶか本人にも分からないのではないか。あれでよく物が見えるものだ。おそらくこんな風に対象がずれて見えているのではないかと思う。

トンボのように強力な背筋を持っていれば、それともう少し丈夫な翅を持っていれば、空中を自在に動いたり静止したりしてよく見ることも出来るだろうに。こんなフワフワした体と弱い翅ではヒラヒラ・ガクガクとしか飛べない。

乱視・近視の人のように物がはっきりとは見えてなさそうだ。「えーと、多分ここにブロッコリーがあると思うんだけどなあ。」とか適当に見当を付けて飛んでいるみたいだ。

 

それともヒトのように、目に入る光の情報を必要なものだけ選択して脳で処理しているのだろうか。チョウは揺れる画像から必要なポイントだけをピックアップしてとらえているのか。たとえば揺れの頂点の映像だけを繋いで脳の中でコマ送りみたいにして把握しているのか。だとすればチョウの脳はすごい。

眼が複数ある。複眼と言うやつだ。ヒトは眼が2つあることで物を立体的に捉えることができる。眼がたくさんあるという事は3Dどころではない、ヒトより多くの視覚情報を得ているかもしれない。

モンシロチョウはキャベツなどのアブラナ科の植物を識別して寄ってくるから、視覚処理能力は(嗅覚もそうだが)ヒトより優れているのかもしれない。